映画芸術科学アカデミー(AMPAS)が発表した第96回アカデミー賞のノミネートにおいて、
クリストファー・ノーラン監督の「オッペンハイマー」が驚異的な13部門にノミネートされ、
作品賞、監督賞、主演男優賞など多岐にわたる受賞が予想されている。
同じく韓国系カナダ人監督のセリーヌ・ソン監督も36歳の若さで「Past Lives」で作品賞とオリジナル脚本賞にノミネートされ、
韓国人監督としては3度目の快挙となる。
「オッペンハイマー」は、
第81回ゴールデングローブ賞で5部門を制覇し、
Varietyの予測では作品賞や監督賞、
音楽賞などで再び輝くとされている。
同作に次ぐノミネート数の作品には「Poor Things」が11部門、
「Flower Killing Moon」が10部門に躍り出ており、
アカデミー賞の注目度は高まっている。
一方、
セリーヌ・ソング監督の「ファスト・ライヴズ」は韓国人監督としては異例の作品賞ノミネートであり、
映画は韓国で過ごした幼少期と20年ぶりに再会した男女の感動的な物語を描いている。
英国アカデミー賞でも3部門にノミネートされており、
セリーヌ・ソング監督の才能が世界に認められている。
第96回アカデミー賞の授賞式は3月10日にロサンゼルスで行われ、
注目の瞬間が訪れることとなる。