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【日本株】決算本格化で買い控え。調整局面も下値堅いか

【日本株】決算本格化で買い控え。調整局面も下値堅いか

日経平均株価は年初からの勢いが継続し、先週の1/23(火)には一時37000円に迫るところまで上昇しました。週中からは上昇一服、下落に転じました。
1/23(火)の日銀金融政策決定会合では予想通りのマイナス金利の解除が見送られたものの、材料出尽くし感と急激な上昇による高値警戒感が相まって利益確定売りを急がせた模様。高値から1000円以上大幅調整する形で先週を終えました。
年初からの大幅上昇は、外国人投資家の大幅な買い越しが主要因で、新NISAによる特需も相まったと分析しています。

今週は、外国人投資家による日本株買いが鈍化しそうで、個人が押し目を拾う展開になりそうで、半導体や上昇が一服した優良大型株を狙う動きが強まりそうです。
米国では、1/30(火)~31(水)にFOMC(連邦公開市場委員会)があります。米国の底堅い経済指標を背景に、早期の利下げ展開への期待は後退していますが、
パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長がQT(量的引き締め)縮小の議論に言及するようなことがあれば株式市場は好材料と判断し、日本株にも好影響を与えます。
今週から日本企業の10~12月決算発表が本格化しますので、注目したい。

さて、日経平均株価のチャート分析にはります。

【日経平均株価(日足チャート)】

※移動平均線は、25日(紫色)、75日(赤色)、200日(青色)を表示
※RSIのパラメータ値は14

日経平均株価は、昨年後半から意識されていた33800円近辺にあるレジスタンスラインが逆に、強いサポートラインとして機能することを頭に入れておきましょう。
また、今週下落する場合の下値目途としては、まず25日移動平均線がサポートしますので目安としていいでしょう。
チャート上は25日、75日、200日移動平均線すべてが上向きており強い上昇トレンドにはありますが、RSIは引き続き買われすぎと判断できる70%近辺にあるため、更なる上昇を見込むなら、日柄調整が必要です。

<上昇要因>
・日本企業の10~12月決算が良かった場合。
・FOMCでのパウエルFRB議長によるQT縮小の議論に言及した場合。
・ローソク足が25日、75日、200日移動平均線の上にあり、移動平均線が全て上向いていること

<下落要因>
・RSIをはじめとしたオシレーター系指標において、買われ過ぎの水準にある
・日本株のPERは過去10年の平均値にあり、割安感は薄れている
・外国人投資家による、日本株買いの鈍化

引用元:https://chart-analysis.jp/archives/1171