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【日本株】史上最高値3万8957円の更新も時間の問題!しかし過熱感から短期的な調整も

先週は、米国株高に加え、国内の企業業績への期待感と値がさの半導体関連株であり、上場来高値の更新を続ける東京エレクトロンやアドバンテストなどが相場を牽引し、日経平均株価は大きく上昇しました。
金曜日は、日経平均株価は一時700円を超え、バブルの絶頂期の1989年12月につけた取り引き時間中の史上最高値、3万8957円にあと100円弱まで迫る展開となりました。

今週も外国人投資家を始め、日本株への注目が続くと予想されますが、
先週だけで1500円以上も値上がりし、急ピッチな上昇に相場の過熱感を警戒する見方があることと、今週の最大の注目イベントであるエヌビディア(NVDA)の決算が21日に控えており、イベント前後に神経質な値動きも見込めるほか、材料出尽くしで、バブル感が出ている半導体関連銘柄に調整局面があることも視野に入れておきたい。

経済指標としては、21日にFOMC議事要旨があるが、大きなサプライズは想定されていない。

さて、日経平均株価のチャート分析にはります。
【日経平均株価(日足チャート)】
※移動平均線は、25日(紫色)、75日(赤色)、200日(青色)を表示
※RSIのパラメータ値は14

日経平均株価のチャートは、25日、75日、200日移動平均線すべてが上向きており引き続き強い上昇トレンドで、非常に強い相場であります。
但し、RSIは引き続き買われすぎと判断できる70%を大きく超えている状態で、今年入ってからは75%で一旦調整局面を迎えているため下落の可能性も高くなっています。

<上昇要因>
・米国株市場の非常に強い相場
・外国人投資家の継続的な日本株買い
・ローソク足が25日、75日、200日移動平均線の上にあり、移動平均線が全て上向いていること

<下落要因>
・RSIをはじめとしたオシレーター系指標において、買われ過ぎの水準にある
・日本株のPERは過去10年の平均値にあり、割安感は薄れている
・値がさ半導体関連株の大幅調整