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「行こうユージ!」「OKタカ!」劇中再現も - 舘ひろしと柴田恭兵の『帰ってきた あぶない刑事』大ヒット御礼舞台あいさつ

俳優の舘ひろしと柴田恭兵が6月5日、東京・
銀座の丸の内TOEIで行われた映画『帰って
きた あぶない刑事』大ヒット御礼舞台あいさつ
に登壇した。1986年10月に第1作のドラマが
放送されて以来、型破りな刑事タカ&ユージの
活躍を描くこのシリーズは、38年続く人気作。
今回の最新作は、2016年1月に公開された映画
『さらば あぶない刑事』以来、8年ぶりの作品
となり、5月24日の公開から3日間で観客動員数
25万人を突破、週末観客動員数ランキングで
1位を獲得した。

舘は舞台あいさつで「ゴルフの打ちっぱなしに
行ったら“見ました”と声を掛けられた。
いろんなところで言われます」と感謝の意を
表した。これに続けて柴田も「友人の娘さん
から見ましたと言われ感動しました」と述べ、
会場を和ませた。

柴田はまた、横浜スタジアムで行われた
横浜-広島戦での始球式についても触れ、
「草野球仲間からナイスピッチングと言われ
ました。あと50キロぐらい出せるけど、
コントロール重視でした」と笑顔で
振り返った。

映画のプロモーション期間を駆け抜けた二人に
とって、この舞台あいさつは“最後”の機会と
なる。舘は名コンビ復活を喜ぶファンへ改めて
感謝の言葉を述べ、「観客動員数を更新して
いるところです。もっと成績を上げたい
です!」と期待を込めた。また、柴田は「何度
も言ってますけども、『帰ってきた あぶない
刑事』ですが、帰ってこさせてもらって、本当
に感謝しています。みなさんの応援のおかげ
で、こんなに長く、“あぶ刑事”をやってくる
ことができました。心から感謝しています。
ありがとうございました」と述べ、目を
潤ませた。

舞台あいさつの終盤、会場から電話の着信音が
鳴り響き、柴田が「はいこちらタカ&ユージ
探偵事務です。はい。はい。“関係ないんで”」
と劇中の決めゼリフを披露。「なんだって!?
また大暴れしてるんだって。行こうユージ!」
と舘に声をかけると、舘が「OKタカ!」と
返事。劇中のやりとりを再現し、大歓声の中で
舞台を後にした。

映画『帰ってきた あぶない刑事』は、タカと
ユージが刑事を引退し、ニュージーランドで
探偵として第二の人生を始めるところから物語
が展開する。彼らが再び横浜に戻り、探偵
事務所を立ち上げるが、記念すべき依頼人
第1号として現れたのはタカとユージの
どちらかの娘かもしれない永峰彩夏
(土屋太鳳)である。彼女の母を探す依頼を
受けた二人は、巨大な陰謀に巻き込まれて
いく。

38年にわたるシリーズも、現在70代の二人に
とってはこれが最後の作品になるかも
しれない。舘は「80歳近くになるよ。難しいよ」と語り、柴田も「例えば老人ホームが舞台
でも難しいでしょうね」と述べた。しかし、
彼らのコンビは奇跡であり、38年間応援して
くれたファンへの感謝を忘れなかった。