俳優の二宮和也が2日、都内で行われたTBS系日曜劇場『ブラックペアン シーズン2』(7月7日スタート、毎週日曜後9時)の制作発表会見に出席した。共演の竹内涼真、葵わかな、キム・ムジュン、小泉孝太郎、内野聖陽ら豪華キャストが並ぶ中、第1話でキーパーソンを演じるチェ・ジウもシークレット登壇を果たし、大いに会場を沸かせた。
『ブラックペアン シーズン2』は、海堂尊氏の小説『ブレイズメス1990』『スリジエセンター1991』を原作とし、日本の医療問題をエンターテインメントとして提起する作品である。2018年に放送されたシーズン1では、天才的な縫合技術を持つ外科医・渡海征司郎を演じた二宮だが、6年ぶりの続編となるシーズン2では“悪魔”な世界的天才外科医・天城雪彦を演じることになる。
会見では、初共演となるチェ・ジウについて、二宮は「単純にかわいいなと(笑)」と感想を述べ、チェ・ジウも思わず二宮の肩を叩きながら照れ笑いを浮かべた。また、二宮は「韓国語の耳障りもそうですけど、柔和なオフのときとお芝居に入った時の芯が入る瞬間を間近で感じられて、恵まれた現場にいるんだなと思いました」と、チェ・ジウの役者としての魅力を熱弁した。チェ・ジウも「本当にありがとうございます!」と喜びの表情を見せた。
シーズン2では、物語がシーズン1から6年後に設定されており、オーストラリア・ゴールドコーストでの学会の場面から始まる。ゴールドコーストのカジノ「ザ・スター」をはじめ、ブリスベン空港、サーファーズ・パラダイスのビーチ、そして郊外にある競馬場まで、大規模な撮影が行われた。
また、この日は第1話の試写会も行われ、小泉孝太郎は「シーズン2はとてもスケール感が大きく、パワーアップしていると感じました。二宮くんのセリフで『心臓が美しい』というセリフがありましたが、作品自体が美しいと思います」と語った。二宮はシルバーヘアで登場し、「僕だけ(役柄)が変わっていることが一つの要となっている。シーズン1から出ている人からは異物感として扱っていただいている。素直に演じることができました」と感謝の意を示した。