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SB19、Gloc-9とのコラボ曲「KALAKAL」MV公開

フィリピンの男性アイドルグループSB19が、フィリピン国内において伝説とされるOPMラッパー Gloc-9 とコラボした新曲「KALAKAL」のMV(ミュージックビデオ)を公開した。OPM(Original Pilipino Music)ラップとはフィリピン生まれのラップ音楽で、様々な音楽の要素を取り入れ、現地の人々の言葉と文化が詰められているという特徴がある。

MVのリリースと反響

9月11日、SB19の公式YouTubeチャンネルで「KALAKAL」のMVが公開された。RADKIDZ(PABLOとjosue)のプロデュースのもと、Pablo、Josh、Stell、Ken、Justin、Gloc-9が共同で作詞作曲を行ったこの楽曲は、ファンからの大きな反響を呼んでいる。

公開から短時間でMVはすでに21万回以上視聴されており、#SB19xGLOC9や#KALAKALMVOutNowといったハッシュタグがX(旧Twitter)でトレンド入りするなど、SB19とGloc-9の両ファンからの支持が集まっている。

コラボの背景

このコラボレーションは、8月9日に各種デジタルプラットフォームで楽曲がリリースされる前に、SB19とGloc-9がそれぞれのSNSで発表していた。Gloc-9は「Sa pag-likha ng obra, kailangan ng tamang timpla(傑作を作るには、適切なバランスが必要だ)」と投稿し、楽曲制作の舞台裏を公開していた。

また、Gloc-9は同年5月に行われたSB19の「Pagtatag! Finale」コンサートにゲスト出演しており、今回のコラボはその後の続きとも言える展開である。

SB19とGloc-9の功績

SB19は2019年に結成され、フィリピンのP-POPシーンを牽引する存在として知られている。代表的なヒット曲には「Go Up」「What?」「Gento」があり、特に「Gento」は韓国のアイドルたちがTikTokでダンスを披露するなど、国際的な注目も集めた。

一方、Gloc-9はフィリピンのラップ界を代表する存在で、「Simpleng Tao」「Sirena」「Upuan」などのヒット曲で広く知られている。彼の社会的なメッセージ性を含んだリリックは、フィリピンの音楽シーンにおいて高く評価されている。

「KALAKAL」は、P-POPとOPMラップの融合がどのような新しい音楽の可能性を生み出すか、フィリピンの音楽界において注目されている。