乃木坂46の久保史緒里(23)と女優の平祐奈(25)が、2025年春公開予定の映画「ネムルバカ」(監督:阪元裕吾)でダブル主演を務めることが発表された。本作は、石黒正数氏の同名漫画を原作としており、大学の女子寮を舞台に、先輩と後輩の何気ない日常を描く青春物語である。
役柄について
久保は後輩の入巣柚実(いりす・ゆずみ)役を演じ、平は先輩の鯨井ルカ役に挑む。久保が演じる柚実は、特に打ち込むものがなく、ぬるま湯のような大学生活を送る一方、平が演じるルカは、バンド活動に情熱を注ぐキャラクターだ。
ダブル主演に二人は喜び
久保は「平さんとの出会いは私の人生において特別なものとなりました。阪元監督と一緒にこの作品に参加できたこと、忘れられない青春のひとときでした。劇場でその感覚を共有できればうれしいです」と、初共演の平との絆と作品への思いを語った。
一方の平は、「初金髪でロック歌手の役を演じるなど、初めて尽くしの役柄でした。史緒里ちゃんとの共演は宝物になりました」と、過酷な撮影を振り返りながら、久保との息の合った共演を喜んだ。
原作者、実写化の実現に「大変なことですよ」
「ネムルバカ」は、2008年に一話完結の形で発表された石黒正数氏の青春漫画が原作だ。作品は、何気ない大学生活に潜む切実な感情や葛藤を描き、多くの共感を呼び続けている。石黒氏自身も、15年の歳月を経て実写化が実現したことに「大変なことですよ」と感激を表し、主演2人を描いたイラストを公開した。
監督・阪元裕吾が目指すものとは
監督を務める阪元裕吾は、これまでの作品でも独特の感性で日常の中に潜む人間ドラマを描いてきた。今回の映画「ネムルバカ」でも、何気ない日常の中にあるリアリティと感情の機微を大切にし、青春の一瞬一瞬をスクリーンに映し出すことを目指している。