2025年に開幕する大阪・関西万博の初日である4月13日、人気歌手Adoが会場でライブを行うことが発表された。博覧会を運営する日本国際博覧会協会は、この発表にあわせて18日付のアメリカの有力紙「ニューヨーク・タイムズ」に一面広告を掲載し、国内外でのPRを強化している。
チケット販売と機運醸成の課題
大阪・関西万博は2025年4月13日に開幕予定であるが、現在のチケット販売状況は目標に届いていない。目標枚数1400万枚のうち、今月13日時点で販売されたのは約490万枚にとどまっており、協会はどのようにして機運を高め、チケット販売を促進するかが課題となっている。
Adoのライブで万博初期のPRを狙う
万博初日のライブは、会場内の屋外広場「EXPOアリーナ Matsuri」で開催。収容人数は最大1万6000人とされている。協会は、国内外で高い人気を誇るAdoを起用することで、特に来場者が少ないとされる万博開幕初期のPRを強化し、集客効果を狙っている。
Adoは協会を通じ、「日本の文化や音楽の素晴らしさを、私のパフォーマンスを通じて世界中の皆様にお見せしたい」とコメントを発表。万博の開幕を盛り上げる大きな要素となることが期待されている。
広告で海外へのアプローチ
万博協会は、Adoのライブ発表とともに「ニューヨーク・タイムズ」に一面広告を掲載し、特に海外市場に対してもPRを強化している。この広告は万博への関心を高め、海外からの来場者増加につなげる狙いがあるとみられる。
万博運営側は、こうしたプロモーション活動を通じて、今後のチケット販売の加速と万博全体の成功に向けた準備を進めているようだ。