人気アイドルグループA.B.C-Zが29日、東京・LINE CUBE SHIBUYAで4人体制初の全国ツアーを開催した。昨年12月に河合郁人が脱退し、今回が初めての4人でのツアーとなる。新たな形でスタートを切ったグループは、ファンと共に歴史を紡ぎ、新しいステージへと進んでいる。
塚田僚一、怪我からの復帰で躍動
塚田僚一は15日のリハーサル中に腰を負傷したものの、東京公演では元気な姿を見せ、ファンを安心させた。リハビリ中にもかかわらず、華麗なステップを披露し、けがの影響を感じさせないパフォーマンスを見せた。ソロ曲「Stay Back」では、振り付けを担当した事務所の先輩・屋良朝幸がサプライズで登場。屋良は塚田の驚異的な回復力に驚き、「嘘でしょ!?」と目を丸くした。
ツアーの延期と仕切り直し
このツアー『A.B.C-Z Concert Tour 2024 F.O.R』は、5都市を回る予定で、8月31日に大阪で開幕予定だったが、台風10号の影響で9月1日を含む2日間の公演が延期となった。9月11日の神奈川公演から仕切り直しとなり、今回の東京公演を迎えた。橋本良亮は、中心メンバーだった河合の脱退後初となるツアーに対し、「正直不安でしたが、これが4人のスタートだ」と語り、ファンに感謝の意を表した。
ファンと共に新たな「航海」へ
公演終盤には、高さ5メートルの船を模したセットが登場し、メンバーはファンと共に明るい未来へと「航海」していく姿を表現した。戸塚祥太はファンに対し「いつでも、どんな時も俺たちのことを愛してくれてありがとう」と感謝の気持ちを伝えた。五関晃一も「一生ついて来てほしい」と2000人の観客に呼びかけた。
新曲「ヒリヒリさせて」発売決定
さらに、この日、11月27日に新曲「ヒリヒリさせて」の発売が決定したことが発表された。振り付けを担当するのはダンサーのTAKAHIROで、ノリノリの楽曲だという。五関は「攻めている」と自信を見せた。また、5人体制時代の楽曲を再録したEP「from Z to ABC-Ⅰ-」も今月30日から配信が開始される。
今後の展望
A.B.C-Zは11月25日に主演舞台「ABC座」の開幕も控えており、4人体制での新たな歴史を力強く刻み続けている。塚田は「自分たちにしかできないことを追求し続けていく」と今後の展望を語り、グループとしてのさらなる成長を誓った。