男性アイドルグループTXT(正式名称は「TOMORROW X TOGETHER」)が10月2日にインドネシア・ジャカルタで開催したコンサートに対し、ファンから主催者およびBIGHIT Musicに多くの不満が寄せられている。
公演日程に対する不満
TXTは「Act: Promise」ワールドツアーの一環として世界各地で公演を行っているが、インドネシア公演が平日に設定されていることに対して、一部のファンから不満の声が上がっている。2022年10月12日の「Act: Lovesick」、2023年8月9日の「Act: Sweet Mirage」に続き、今回の「Act: Promise」も平日での開催となった。平日の公演は珍しいことではないが、特にジャカルタ公演がすべて平日に行われている点がファンの不満を招いているようだ。
会場配置の変更による混乱
さらに、コンサートの会場配置の変更も問題に。当初、コンサートは2つのホールで開催される予定であったが、無告知で1つのホールに変更された。この変更により、より多くの観客が狭い空間に押し込まれることとなり、特にスタンディングエリアでの安全面に懸念が生じた。ファンの多くは、元々の配置図と変更後の配置図をSNSで比較し、混乱を訴えている。
約束された演出の欠如
会場レイアウトの変更だけでなく、コンサートの舞台設置にも不満が相次いだ。ファンが期待していたステージのリサー(高台)が設置されず、事前に告知されていた視界や演出が実現されなかったという。また、チケット価格に見合った演出がなかったと感じたファンも多く、特にコンサート終了後の「お見送り」特典がなかったことが批判の対象となっている。
水分補給の問題
さらに深刻な問題として、コンサート中の水分補給が制限された点が挙げられる。食べ物や飲み物の持ち込みが禁止されたにもかかわらず、会場内で水が提供されなかったことが、暑さの厳しいジャカルタの気候と相まって大きな不満を引き起こした。
ファンの反応と今後の対応
ファンはTXTが再びインドネシアに来てくれたことには感謝しているものの、Applewood IndonesiaやBIGHIT Musicに対して苦情を申し立てている。今後、インドネシアにおけるファンの不満は改善されるのだろうか。