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ミン・ヒジン、ADOR取締役に再任もCEO復帰は不透明  プロデューサーとしての権限は?

2024年4月22日、ADORの当時のCEOであったミン・ヒジンと親会社であるHYBEとの間で深刻な対立が公になった。この対立は、NewJeansとADORの支配権、HYBEやそのアーティストの評判、さらには盗作疑惑にまで発展した。

8月のCEO交代とミン・ヒジンの動向

8月27日には、ミン・ヒジンがCEO職を解任され、社内取締役であるキム・ジュヨンが新CEOに就任した。HYBEは、ミン・ヒジンが引き続きNewJeansのプロデュースを担当すると発表したものの、その後、ミン・ヒジンやNewJeansのメンバーの親が、キム新CEOやHYBEの運営に対する不満を公表した。

社内取締役への再任とその背景

2024年10月17日、ADORの株主総会でミン・ヒジンの社内取締役としての再任が決定された。彼女の新任期は11月2日から始まり、3年間継続する予定である。11月1日で前任期が終了するため、今回の再任はその延長にあたる。会議では他の議題は取り上げられず、再任だけが審議された。

ミン・ヒジンは以前から「NewJeansの成功には、取締役の任期延長だけでなく、CEO職への復帰が不可欠だ」と主張していた。しかし、8月の取締役会では彼女の解任が決定され、新CEOにキム・ジュヨンが任命されている。

ネット上での反応と懸念

9月25日には、新CEOの運営下で、ミン・ヒジンに社内取締役としての任期延長が提案されたものの、CEO職への復帰は認められなかった。これを受け、ファンやネットユーザーの間では「形だけのポジションではないか」といった批判が高まっている。

多くのファンは、ミン・ヒジンがNewJeansの制作における権限を失っていることを指摘している。実際、彼女が計画していたフルアルバムの発表も頓挫したとみられており、HYBEの最近の報告書には「2024年内の新たな音楽リリース予定はない」と明記されている。

「象徴的な役職」に過ぎないとの指摘

一部のファンは「HYBEのメディア戦略」として批判しており、ミン・ヒジンの取締役再任は実質的な力を伴わないものだとの見解を示している。「CEOでなければ意味がない」「プロデューサーとしての役割を果たせなければ、NewJeansもフラストレーションを感じているだろう」といった声が上がっている。

ネット上では、「彼女をCEOに復帰させるべきだ」との声が強まっており、HYBEの対応に対する不満が広がっている。