ABCテレビは、10月17日に亡くなった俳優の西田敏行氏の追悼特別番組「探偵！ナイトスクープ」（11月1日午後11時17分放送、関西地区）について詳細を発表した。西田氏は2001年から約19年間、同番組の二代目局長として親しまれてきた。
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長年の相棒、岡部まりが語る西田氏の対応力
追悼番組のスタジオには、西田氏の写真が局長席に飾られ、歴代の秘書や探偵たちが西田氏への思いを述べた。二代目秘書の岡部まりは、西田氏が初めて局長として登場した際のエピソードを振り返った。「局長として初登場の際、『この番組にはリハーサルや打ち合わせはありません』と伝えたところ、驚きつつも『おもしろいね』と笑って受け入れてくださいました」。その後、西田氏は収録をライブ感覚で楽しみ、依頼者の思いに寄り添い涙を浮かべる姿が印象的だったと語った。
松尾依里佳が語る「良心としての局長」
三代目秘書の松尾依里佳も、西田氏への感謝と敬意を語った。「西田局長は番組の良心そのものでした。依頼者の方々が『自分の思いを理解してくれる』と信頼して依頼されていたのです」。松尾は、スタジオ入りの際から涙が止まらなかったと明かし、番組を通じて多くの人が西田氏に支えられてきたことをしみじみと振り返った。
忘年会の恒例「局長賞」から厳選したVTR3本を放送
西田氏は局長在任中、毎年の忘年会でその年の印象に残るVTRを「局長賞」として選出していた。今回の追悼番組では、西田氏が選んだ過去の「局長賞」から以下の3作品が放送される。
- 「10年以上口をきいていない父と母」（2013年4月5日放送／竹山隆範探偵）
- 「97歳のマジシャン」（2003年12月19日放送／桂小枝探偵）
- 「レイテ島からの手紙」（2011年1月7日放送／田村裕探偵）
番組出演者・スタッフが語る西田氏への想い
番組出演者たちも、西田氏への哀悼の言葉を述べた。間寛平は「信じられなかった」と述べ、西田氏が突然の訃報に驚きを隠せなかったことを明かした。また、他の探偵やスタッフも追悼の言葉を通じて、西田氏との深い絆を再確認する場となった。
西田敏行氏が番組で見せた温かな人柄は、今も多くのファンや関係者の心に残っている。
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