元SMAPの香取慎吾(47)と歌手の中森明菜(59)が初のコラボ曲「TATTOO(feat. 中森明菜)」を発表する。1988年に中森がリリースしたヒット曲「TATTOO」のデュエット版であり、香取の3rdアルバム「Circus Funk」に収録される楽曲として制作された。先行配信は20日に開始され、注目を集めている。
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香取の熱いラブコールがきっかけ
今回のコラボは、香取の熱意によって実現したものだ。香取は「TATTOO」の大ファンであり、カバーをいつか実現したいと考えていたという。新アルバムの制作中、楽曲選定の中で「今こそ『TATTOO』だ」と直感し、中森サイドにカバーを打診。さらに、思い切って「一緒に歌えないか」と依頼したところ、中森から「ぜひ!」との快諾を得たことで、この夢のプロジェクトが動き出した。
レコーディングは8月中旬に都内のスタジオで行われた。当日まで信じられない気持ちでいた香取だったが、中森本人がスタジオに現れた瞬間、緊張が高まったという。香取が「どうして今回来てくださったんですか?」と尋ねると、中森は「香取くんに言われて来ないという選択はなかった。ずっと応援していました」と笑顔で答えた。
豪華な楽曲制作と感動のレコーディング
今回の楽曲は、ジャズバンド「SOIL&”PIMP”SESSIONS」が参加しており、原曲の挑発的で艶やかな雰囲気を現代風にアレンジ。デュエットパートとソロパートが組み合わさり、独自の魅力が加わった作品に仕上がっている。
レコーディングは、2人が同じブース内で目を見ながら進められた。中森が歌い方を丁寧に指導する場面もあり、香取は終始感激していたという。収録後、香取が「明菜さんがアルバムにいるのは本当に幸せ」と感謝を伝えると、中森は「頑張ってね」とエールを送りながら香取の頬に手を添え、温かい励ましの言葉を贈った。
中森明菜の復活と香取慎吾の新たな挑戦
中森は近年、活動を再開。今年7月にはファンクラブイベントを開催し、6年半ぶりにファンの前で歌唱を披露。YouTubeチャンネルでもセルフカバー曲を公開し、現在までに「TATTOO-JAZZ-」の再生数は約750万回を記録するなど、活発な活動を続けている。
一方、香取は27日にリリースされるアルバムを引っ提げ、12月3日と4日に東京・代々木第一体育館で開催されるフェスで楽曲を初披露する予定だ。この場で2人の生コラボが実現するか注目されている。