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岩屋毅外務大臣

日EU外相、電話会談で安全保障分野の連携を確認

岩屋毅外務大臣は3日、欧州連合(EU)のカラス外交安全保障上級代表と電話会談を実施した。ロシアと北朝鮮の軍事協力進展を踏まえ、安全保障を含む幅広い分野で緊密に連携していく方針を確認した。

日EU関係のさらなる強化を目指す

会談は3日午後7時ごろに実施された。冒頭、岩屋外相はカラス上級代表の就任に祝意を示し、「安全保障を含む幅広い分野で日EU関係をさらなる高みに導いていきたい」と述べた。カラス氏は1日に上級代表として就任したばかりであり、今回の電話会談はその初期の外交活動の一環とみられている。

ロシアと北朝鮮への対応を議論

両者は、ロシアのウクライナ侵攻や北朝鮮による核・ミサイル開発問題に関する意見交換を行った。また、北朝鮮とロシアの軍事協力が進展している状況に対し、危機感を共有した。さらに、ヨーロッパとインド太平洋地域の安全保障は不可分であるとの認識で一致し、この分野での日EU間の連携の重要性を再確認した。

国際社会での同志国としての連携強化

会談では、日本とEUを含む同志国の協力がこれまで以上に重要であるとし、両者が引き続き緊密に連携していく方針を確認した。引き続き、日EU間の関係強化により、安全保障上の課題解決や地域の安定に寄与することを目指していくという。