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米倉涼子、ドクターXに別れを告げる - 「『かっこいい』うちに終わりたい

大ヒットドラマ「ドクターX ~外科医・大門未知子~」(テレビ朝日系)の劇場版が12月6日公開され、シリーズが12年の歴史に幕を下ろす。主演の米倉涼子は、「次の人生に踏み出すためにも区切りをつける」と述べ、代表作との決別を語った。

長年愛されたキャラクター、ついに幕引き

「ドクターX」は2012年に放送を開始し、フリーランス外科医・大門未知子が大病院の権威と対立しながら、卓越した技術で患者の命を救う姿を描いた。特に「私、失敗しないので」というセリフはシリーズの象徴となり、平均視聴率20%超えを記録するなど、多くの支持を得た。

米倉は「視聴率のプレッシャーで毎回帯状疱疹に悩まされた」と当時の苦悩を明かしつつも、「これほど多くの方に支持される作品に出会えたのは幸運だった」と振り返った。

「かっこいい」うちに終わりたい

12年間で7シーズンを数えたドラマの最終章を劇場版で締めくくるのは、米倉自身が望んだことだという。
「『かっこいい』と言ってもらえるうちに終わりたい」と語る彼女は、高いヒールや超ミニスカートで闊歩する大門未知子を演じ続けることの難しさや、50歳を目前に新たな一歩を踏み出したいという思いを明かした。

また、近年米倉は「脳脊髄液減少症」などの病気と闘いながら撮影に臨んだ。昨年手術を受けた後も、映画撮影は困難を極め、途中で中断する場面もあったが、今年3月に再開し、どうにか完成にこぎつけた。

「生きていてほしい」という願いをテーマに

映画「劇場版ドクターX」は、患者とその家族、そして関係者たちへの「生きていてほしい」という願いをテーマにしているという。米倉は「観た人に『未知子がいたよ』と言ってもらえるよう努力した」と語った。

劇場版のエンドロールには、ドラマの過去の場面が走馬灯のように流れる演出が盛り込まれており、米倉のお気に入りシーンとなっている。「映画館では最後まで絶対に席を立たないで」と呼びかけている。

次なる人生の一歩へ

米倉は「未知子が終わったら、米倉涼子は必要なくなるかもしれない」と不安を口にしつつも、「避けては通れない別れだ」と覚悟を決めている。次なる人生の一歩を踏み出す決意を胸に、「劇場版ドクターX」を最後の作品として新たなスタート地点に立つ。

映画「劇場版ドクターX」は全国公開中。未知子と米倉の12年にわたる歩みが詰まった本作を、ぜひ見届けよう。

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