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松坂桃李主演「御上先生」1月スタート! 教育と社会の問題に挑む学園ドラマ

松坂桃李が主演を務める日曜劇場「御上先生」が2025年1月よりTBS系で放送される。脚本は映画「新聞記者」を手がけた詩森ろばのオリジナルで、現代日本の教育問題と社会構造を問い直す内容となっている。

主人公は“官僚教師” 現場から教育制度に挑む

本作の主人公、御上孝は東京大学を卒業し、文部科学省に入省したエリート官僚。教育改革を目指して文科省に入るも、現実とのギャップに苦しむ御上は、新設された官僚派遣制度によって私立高校への出向を命じられる。この人事は左遷ともとれるものだったが、御上は現場での経験を通じて教育制度の改善に取り組む。生徒たちと向き合いながら、教育の理想と現実に挑む姿が描かれる。

演じる松坂桃李は、「このドラマが学校や職場で話し合うきっかけになれば」とコメントしており、挑戦的な脚本に強く惹かれたと語っている。

「金八先生」や「ドラゴン桜」との違いは

TBSの日曜劇場はこれまで「3年B組金八先生」や「ドラゴン桜」など、熱血教師や指導的な指南役を描いてきたが、「御上先生」はこれらとは異なるアプローチをとる。御上はクールな官僚として、生徒たちに教育制度の課題を考えさせ、共に解決策を模索する教師像を体現する。内に秘めた熱い思いを持ちながらも、冷静な姿勢で教育問題に向き合う点が特徴だ。

制作陣の意図 社会への一石を投じる作品に

プロデューサーの飯田和孝は、コロナ禍で若者たちの活躍に刺激を受け、「大人たちが見過ごしている問題に目を向けてほしい」と語る。松坂主演の「VIVANT」や「アンチヒーロー」を手がけた飯田は、教育現場から社会全体にメッセージを届けるドラマを目指しているという。

詩森ろばとの企画は2020年から始まり、5年の歳月を経て形となった。飯田は、「御上先生」を通じて既存の社会構造に変化をもたらすことを期待している。

放送スケジュール

「御上先生」は2025年1月よりTBS系で毎週日曜21時から放送される。生徒役として出演する若手俳優はオーディションで選ばれ、注目の新星が誕生する可能性もある。

松坂桃李が体現する新たな教師像が、視聴者にどのようなメッセージを届けるのだろうか。