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Netflix「イカゲーム」シーズン2、制作発表会で新たな展開を明らかに

Netflixの世界的ヒット作「イカゲーム」のシーズン2制作発表会が12月9日、ソウル市内の東大門デザインプラザで開催された。ファン・ドンヒョク監督をはじめ、主演のイ・ジョンジェ、イ・ビョンホン、イム・シワン、カン・ハヌルら12人の出演者が登壇し、新シーズンの内容や制作裏話を語った。

ファン監督が語る「投票」のテーマと社会的対立

ファン監督は、Netflix史上最多視聴時間を記録したシーズン1との差別化ポイントとして「投票」を挙げた。シーズン2では各ゲームで参加者がゲーム継続の是非を投票で決定する仕組みが導入されている。これについて、韓国国内での政治的出来事と関連付け、「社会の分裂と対立が作品のテーマと結びつく」と述べた。また、シーズンを通じて世界や社会を振り返るきっかけになることを願うと語った。

新キャストと若年層参加者の起用

シーズン2では、シーズン1よりも若い年齢層の参加者が登場する。ファン監督は、コイン(暗号資産)ブームにより若者が一攫千金を狙う現状を反映したと説明。新たにキャストに加わったイム・シワンやカン・エシムらも、出演の喜びを語った。

シーズン2の物語と主人公の進化

物語は資産家となった主人公ソン・ギフン(イ・ジョンジェ)が、ゲームを止めるために再び参加する展開が描かれる。監督は「ギフンとフロントマン(イ・ビョンホン)の対決がストーリーの中心となる」と述べた。イ・ジョンジェは、ギフンの視点や感情がシーズン1とは大きく変化していることを強調し、「目標が明確になった人物」としての新たな側面を示した。

過去と現在をつなぐキャストの魅力

イ・ジョンジェとイ・ビョンホンの共演は、1998年のドラマ「白夜」以来26年ぶりとなる。また、シーズン1を視聴者として見守っていたイム・シワンやカン・ハヌルが新たに参加し、制作発表会ではシーズン2への意気込みを語った。一方で、出演を巡って論争があったチェ・スンヒョン(元BIGBANGのT.O.P)やオ・ダルスは、制作発表会には出席しなかった。

配信開始とグローバル展開

「イカゲーム」シーズン2は、12月26日よりNetflixで配信スタート。韓国をはじめ、アメリカ、フランス、イギリスなど世界各地でワールドプレミアイベントが開催され、Netflixの今年最大の期待作として注目を集めている。