2025年2月21日より全国公開される青春映画『僕らは人生で一回だけ魔法が使える』の予告編とメインビジュアルが公開された。本作は、FANTASTICSの八木勇征を主演に迎え、井上祐貴、櫻井海音、椿泰我(IMP.)が共演。
原作と脚本を手掛けたのは、2023年に放送作家業と脚本業を引退した鈴木おさむ氏。「辞める前にどうしても作りたかった」という熱い思いを込め、過去に朗読劇として再演された人気作品を映画化した。
一度だけ使える魔法が紡ぐ青春の選択
物語の舞台は、自然豊かな田舎の村。18歳になった少年たちは、「20歳までの2年間に人生で一度だけ魔法が使える」という秘密を告げられる。少年たちは、魔法を何に使うべきかを模索し始め、それぞれの葛藤や夢に直面する。
予告編では、主人公アキト(八木勇征)が身体の弱いハルヒ(井上祐貴)を背負い、幼少期の仲間たちと遊ぶシーンが描かれる。高校生になった4人の友情と、彼らの成長が鮮やかに映し出されている。「魔法の使い道」を巡る議論では、仲間たちの絆が際立つ一方、夢や家庭環境への悩みが対立を生む場面も見られる。
プロのピアニストを目指すアキトは魔法に頼りたくないと語る一方、父の病気で夢を諦めたナツキ(櫻井海音)は魔法で人生を修復したいと主張。互いに衝突しながらも、人生に一度きりの選択を前に涙する4人の姿が感動を呼ぶ。
メインビジュアルと主題歌
メインビジュアルには、青空を背景に白シャツ姿の4人が映し出され、魔法を象徴する葉が舞っている。それぞれが抱える葛藤を表現した大人びた表情が印象的で、アキトの頬に伝う一筋の涙が観客の心を掴む。
主題歌はFANTASTICSが担当。「春舞う空に願うのは」という新曲が映画の情景に彩りを添え、青春の儚さと力強さを表現している。
『僕らは人生で一回だけ魔法が使える』は2025年2月21日、TOHOシネマズ日比谷ほか全国で公開予定。友情、夢、選択の重さを描いた本作は、観客に深い感動を与えるだろう。