女優の長澤まさみが、2025年初夏公開予定の映画『ドールハウス』で主演を務めることが発表された。本作は、日本人形にまつわる謎と恐怖を描くオリジナルミステリーで、長澤にとって初めてのホラージャンルへの挑戦となる。
監督は『ウォーターボーイズ』や『スウィングガールズ』で知られる矢口史靖が務める。矢口監督による完全オリジナル脚本で、日常に潜む異常性を緻密に描き出す作品となっている。
長澤、脚本の魅力に惹かれ出演へ
矢口監督からのオファーを受けた長澤は、「人形という身近な存在がその世界に現実味を与え、自分が引き込まれる感覚が新鮮だった」とコメント。また、脚本を読んだ際の感想として「妙な感覚の高まりが最後まで続き、本当に怖い映画」とその独特な魅力を語り、出演を熱望したことを明らかにした。
さらに、矢口監督とは2014年公開の『WOOD JOB!~神去なあなあ日常~』以来のタッグとなり、「またご一緒できることがとても嬉しい」と喜びを表現している。
矢口監督、ホラージャンルへ初挑戦
これまでコメディ作品を多く手掛けてきた矢口監督だが、本作については「映画館を絶叫型ライドアトラクションにするべく手加減なしで作った」と意気込みを語る。さらに、長澤の演技について「ムンク顔は本当に恐ろしい。観客も取り憑かれないように注意してほしい」と冗談交じりにその迫力を評価した。
監督は幼少期からホラー好きであったと明かし、「劇場を出た後、『ああ、怖かった。映画でよかった』と思える体験を提供したい」と作品の魅力をアピールした。
映画『ドールハウス』は2025年初夏に公開予定。主演の長澤まさみと矢口史靖監督の再びのタッグによる新境地に注目だ。