HOME

山田裕貴主演で「爆弾」映画化決定! - 山田裕貴が警察交渉人役に挑む

呉勝浩氏のベストセラー小説「爆弾」が、山田裕貴主演で映画化されることが明らかになった。本作は、「このミステリーがすごい! 2023年版」(宝島社)と「ミステリが読みたい 2023年版」(ハヤカワミステリマガジン)で1位を獲得した話題作である。監督を務めるのは映画「キャラクター」で知られる永井聡氏。作品はすでに撮影が開始され、3月のオールアップを予定している。

謎の男が仕掛ける“爆弾ゲーム”

物語は、スズキタゴサクと名乗る謎の中年男が、酔った勢いで自販機と店員に暴行を働き、警察に連行されるところから始まる。彼は警察に対し、都内に爆弾が仕掛けられていると予告し、秋葉原での爆破を皮切りに1時間おきに3回の爆発が起こると主張。取調室で繰り広げられる犯人との謎解きゲームと、爆弾の在りかを追うリアルタイムの捜査が展開される。

主演・山田裕貴が挑む交渉人役

山田裕貴は、警視庁捜査一課でスズキタゴサクと対峙する交渉人・類家役を演じる。山田は「素晴らしい監督、キャスト、スタッフの皆さんと日々戦っています。自分がこのキャラクターを捕まえられるかどうか、全力を尽くしたい」と意気込みを語った。

豪華キャストが集結

伊藤沙莉は、爆弾捜索に奔走する交番勤務の巡査・倖田役を演じる。伊藤は「読み始めたら止まらない原作でした。倖田を演じられることが本当に嬉しい」とコメント。また、スズキタゴサクの過去を追う刑事・等々力役には染谷将太、類家の上司でスズキタゴサクと交渉する清宮役には渡部篤郎が名を連ねている。

永井監督のコメント

監督の永井氏は、「心の中に抱える爆弾を映し出す映画にしたい」と本作への思いを語った。また、「原作の重厚感を表現するため、役者と共に掘り下げてきた。観客にその熱量が伝わることを願っている」と述べ、完成への期待を寄せた。

予測不能の展開と深いテーマ性

本作は、爆弾魔と警察の対決を描くだけでなく、人間の業や善悪をも炙り出す内容となっている。キャスト陣が語る「高尚なエンターテインメント」という表現が示すように、深いテーマ性を持ちながらもスリリングな展開を楽しめる作品となりそうだ。

公開に向けて

1月にクランクインし、2025年公開予定の「爆弾」。超特報映像やファーストルックには豪華キャストの名前が明記されており、特にスズキタゴサクを誰が演じるのかが注目される。今後の続報が待ち遠しい。