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平岡祐太、舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」ハリー・ポッター役に挑む - 「本当に感激して、どうしてもやりたいと思った」

俳優の平岡祐太(40)が、東京・TBS赤坂ACTシアターでロングラン上演中の舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」に8月公演からハリー・ポッター役として出演することが決定した。これまでに110万人以上の観客を動員し、1100回以上の公演を重ねる人気作に、新たなキャストとして挑む。

念願のハリー・ポッター役

平岡は、かねてより同舞台を観劇し、その世界観に深く感銘を受けていたという。「本当に感激して、どうしてもやりたいと思った」と振り返る。オーディション開催を知ると、すぐに参加を決意。10年ぶりのオーディションに向けてコーチをつけ、役を勝ち取った。

「飛び上がるほどうれしかった」と喜びを語る平岡は、「自分自身が劇場で感動したあの時の気持ちを皆さまにも感じていただけるように」と意気込みを見せる。

舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」とは

本作は、小説「ハリー・ポッター」シリーズの作者J.K.ローリングがジョン・ティファニー、ジャック・ソーンとともに舞台のために書き下ろした作品で、小説の最終巻から19年後の世界を描く。主人公ハリー・ポッターは37歳となり、息子アルバスとの関係を中心に新たな冒険が繰り広げられる。

日本公演は2022年に開幕し、長期間にわたり上演され続けている。7月からは稲垣吾郎(51)がハリー・ポッター役を務めることが発表されており、8月からは平岡とともに新たなハリー像を作り上げていく。

俳優としての新たな挑戦

平岡は、2002年に「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」でグランプリを受賞し、翌年ドラマ「ライオン先生」で俳優デビュー。映画「スウィングガールズ」では日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞し、NHK大河ドラマ「龍馬伝」や連続テレビ小説「べっぴんさん」など、多くの作品に出演してきた。

40歳を迎えた今、新たな挑戦として舞台に本格的に取り組む意欲を示している。「もっと舞台に立ちたい」と語り、ボイストレーニングを始めるなど、役者としての表現を磨き続けている。

家族との「縁」と舞台への思い

2022年12月に結婚し、2024年3月には長男が誕生した平岡。「縁が大切だと感じます」と語り、「ハリー・ポッターを観たこと、やりたいという衝動が湧き起こったこと、全てに縁がある気がする」と振り返る。

また、息子を寝かしつける際にフクロウのぬいぐるみに「アルバス」と名付けたエピソードを披露。「10年くらい頑張れば息子も舞台を見られるかもしれない。それを目指して頑張りたい」と、未来への展望を語った。

公演チケット情報

公演は7月から10月にかけて延長が決定しており、チケットの先行販売は3月29日午前11時からTBSチケット、ホリプロステージで開始。一般販売は4月12日午前10時から行われる。

平岡は「劇場でお会いできることを楽しみにしております」とコメントし、新たなハリー・ポッター役への意欲を見せている。