7人組グループ・WEST.が全員主演を務める映画『裏社員。-スパイやらせてもろてます‐』が、5月2日に公開される。本作は、2019年の『劇場版おっさんずラブ~LOVE or DEAD~』や『極主夫道ザ・シネマ』などを手がけた瑠東東一郎監督がメガホンを取った。昨年、大阪松竹座で行われた「WEST. 10th Anniversary 大阪松竹座公演」千穐楽で制作が発表され、今年1月に撮影を開始。東京都内をはじめ、神奈川、群馬、埼玉、茨城、大阪などでロケを行い、2月中旬にクランクアップした。
物語の概要
映画は、通常の業務を超えて秘密裏に問題を解決する会社員「裏社員」が主人公。複合商業施設の建設を目的に、社長からシャッター商店街の取り壊しを命じられた彼らは、潜入調査を開始する。しかし、同じミッションを課されたライバル社の裏社員も同時に潜入しており、両者のターゲットは町の大地主だった。ところが、裏社員たちは動けば動くほど商店街の住人たちに愛されてしまう。
一方、商店街を守ろうとする熱血漢や、謎めいた男の登場により事態は予想外の展開へと進んでいく。スパイらしいアクションとドタバタ喜劇に加え、ラブストーリーや人情要素も盛り込まれた痛快アクション・コメディに仕上がっている。
WEST.メンバーの役どころとコメント
重岡大毅(陽一郎役)
商店街で育ち、商店街を愛する熱血漢。地主の一人娘と婚約する。 「少年漫画の主人公のようなキャラクター。アクションにも挑戦し、OKが出た瞬間は『うおーっ』と叫びました(笑)。ぜひ注目してほしいです」
桐山照史(宴役)
阿川建設の裏社員。裏切られた過去があり、人を信用しない一匹狼。 「一見クールなキャラですが、仲間がいることの楽しさを思い出していく様子が見どころ。テンポの良い掛け合いも楽しんでほしいです」
中間淳太(ジン役)
川端建設の裏社員。根は真面目だが、チャラい自分を演出。 「仁義に厚いキャラクターで、冗談なのか本気なのか分からないくらい真っすぐ。観終わった後に大切な人に会いたくなる作品です」
神山智洋(宝田役)
阿川建設の裏社員。嘘をつかず、思ったことをすべて口にする。 「自分とは正反対の役。周囲を変えていく存在なので、セリフの言い回しを意識しました」
藤井流星(チャラ役)
川端建設の裏社員。ジンを崇拝するノリの軽い愛されキャラ。 「アドリブも多く、WEST.のメンバーだからこそ生まれた空気感が映画にも表れています」
濱田崇裕(詳敷役)
阿川建設の裏社員。あらゆるジャンルに精通し、客観的な意見を述べる。 「シャイだけどクレイジーな役柄。監督が僕の個性を役に落とし込んでくれました」
小瀧望(マコト役)
商店街をぶらぶらする青年。陽一郎の幼馴染。 「過去にわだかまりがある人物。彼がどのように変化するかを見てほしいです」
主題歌は「ウェッサイソウル!」
映画の主題歌は、WEST.の「ウェッサイソウル!」。トータス松本が作詞作曲を手がけ、ウルフルズがサウンドプロデュースを担当した。パワフルでファンキーな楽曲が、映画の世界観を盛り上げる。
監督・瑠東東一郎のコメント
「WEST.と初めて出会ったのは2009年。当時はまだ中高生でしたが、15年ぶりに再会した彼らは…まったく変わらず、一生中2でした(笑)。撮影合間でもずっとワチャワチャしていて、でもカメラが回るとスイッチが入り、俳優としての顔を見せる。そのギャップがとても面白かったです」