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秋田市長選挙が30日に告示され、現職と新人の2人が立候補した。4年前の選挙でも争った2人による再戦となり、市のまちづくりや災害対策、新たなスタジアムの整備などを巡り、論戦が交わされる見通しである。

立候補者のプロフィール

立候補したのは、いずれも無所属の2人である。

  • 沼谷純氏(52): 新人で立憲民主党が推薦する元秋田県議会議員。
  • 穂積志氏(68): 5期目を目指す現職で、公明党秋田県本部が推薦。自民党秋田市支部と社民党が支持。

主要争点: スタジアム整備を巡る主張

今回の選挙戦では、ブラウブリッツ秋田のホームスタジアム整備が重要な争点の一つとなる。両者ともに施設の必要性を認めているが、その整備方針に違いがある。

新設を主張する穂積氏

穂積氏は、秋田市役所近くの八橋運動公園内に新たなスタジアムを建設する方針を掲げている。現在解体が進む旧・文化会館の跡地も関連施設として活用する考えだ。

「新しいスタジアムで勝利し、サポーターと選手が一体となって喜びを分かち合う。そんな夢を描いている」と、穂積氏は選挙戦初日に8000人近い観客の前で訴えた。

既存施設の改修を主張する沼谷氏

一方の沼谷氏は、現在あるASPスタジアムを改修して活用すべきだと主張する。「200億円かけて新設するのか、それとも既存施設を改修して費用を抑えるのか」と、約300人の市民の前で自身の考えを説明した。

「新設よりも早く・安く整備できれば、市民の負担を減らせる」との立場を示し、Jリーグとの協議を経て改修案でも理解を得られるとの見方を示した。

財源と影響を巡る議論

スタジアム整備に関しては、市の財政負担の在り方も議論の焦点となる。秋田市は建設費用の一部を県や民間から調達する考えであり、ブラウブリッツ秋田とも協議を重ねている。しかし、市の説明によると、これまでの議論は新設を前提に進められてきた。

クラブの岩瀬浩介社長は、「ブラウブリッツ秋田はサッカー事業だけでなく、地域活性化にも貢献していく」と述べ、新設の必要性を訴えている。J1やJ2でのプレー条件を満たすためにも、新設が求められる可能性がある。

選挙戦の今後と投票日

このほか、秋田市郊外の外旭川地区のまちづくりや、近年の記録的な大雨による浸水被害を踏まえた災害対策なども論点となる。

投票は4月6日に行われ、即日開票される予定である。