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あいにくの雨でも約2万2千人が国際通りに集結、地域と文化の融合を発信

「島ぜんぶでお~きな祭 沖縄国際文化祭2025」(主催:同実行委員会)は、最終日の4月6日、那覇市・国際通りにて恒例の「レッドカーペット」イベントを開催した。芸能人や映画関係者らが登場し、あいにくの雨にもかかわらず、主催者発表で約2万2千人の観客が詰めかけた。

この文化祭は、2024年に終了した「沖縄国際映画祭」の後継としてスタートしたもので、今年は2日間で延べ約4万5800人が来場。地域密着型の芸術・文化イベントとして、新たな形での定着を目指している。

レッドカーペットには、県出身アーティストのGACKTが登場し、大きな歓声が上がった。GACKTは、招聘映画「BLUE FIGHT〜蒼き若者たちのブレイキングダウン〜」に出演しており、メディアのインタビューに対し「もっと多くの人が参加し、沖縄が文化発信の中心になればいい。新人が羽ばたく場になってほしい」と語り、今後の発展に期待を寄せた。

また、お笑いコンビ「ガレッジセール」、DA PUMPのISSA、女性アイドルグループ「CUTIE STREET」なども登場。観客に手を振ったり、写真撮影に応じるなど、終始和やかな雰囲気で会場を盛り上げた。

毎年訪れているという西原町の儀間陽子さん(56)は「イベントの形は変わっても、こうしてまた来られてうれしい」と話し、文化祭の継続に対する喜びをにじませた。

沖縄の地域文化とエンターテインメントを融合させた本イベントは、今後もその発展と定着が期待される。