2024年、逆風を受けたLE SSERAFIM
LE SSERAFIMは2024年、ボーカル能力に関する批判を発端とした大規模な誹謗中傷の標的となった。この流れはADORに対するミン・ヒジン氏の告発などの影響もあり、グループ全体への悪意を含む内容に発展した。
SNS上にはLE SSERAFIMに対する否定的なコメントが相次ぎ、メンバーの個人アカウントを含む公式SNSでも誹謗中傷が続いた。これを受けて、同年6月にはグループおよびメンバー全員がSNSのコメント機能を停止する措置を講じた。
コンサートで明かされた苦悩と決意
2025年4月19日・20日、LE SSERAFIMは「EASY, CRAZY, HOT」ツアーの韓国・仁川公演を開催した。公演の終盤、メンバーのユンジンが1年間の苦悩を語るスピーチを行い、注目を集めた。
ユンジンは、「先が見えず、未来があるのかすら分からなかった」と当時の不安を振り返りつつ、「それでも進むしかなかった」と語った。そして、「貝の中に入った異物が、痛みを伴って真珠になるように、自分たちもこの苦しみを通じて強く、美しくなれると信じた」と、希望を持って乗り越えてきた日々を明かした。
SNSコメント欄を再開 新たなスタートへ
公演終了後、LE SSERAFIMの公式Instagramでは、これまで停止されていたコメント機能が再び有効化されたことがファンの間で話題となった。ファンの間では、「これが新たな始まりのサインだ」と前向きに受け止める声が相次いだ。
世論にも変化 「支えたい」と応援の声
ユンジンのスピーチがSNS上で拡散されると、これまで同グループに批判的だった世論にも変化が見られた。オンラインコミュニティでは、「よく耐えた」「もっと応援したくなった」「これからも活躍してほしい」といったコメントが多数寄せられている。
一連の動きにより、LE SSERAFIMは困難な時期を乗り越え、新たなステージへと進みつつある。
LE SSERAFIM 公式Instagram