8月15日公開の映画『雪風 YUKIKAZE』の主題歌に、シンガーソングライター・Uruによる書き下ろしの新曲「手紙」が起用された。あわせて、作品の特報映像および3種類のポスタービジュアルも公開された。
実在の駆逐艦「雪風」を軸に、激動の時代を描く
『雪風 YUKIKAZE』は、太平洋戦争中に実在した駆逐艦「雪風」を題材に、戦中から戦後、さらに現代へと続く時代を懸命に生き抜いた人々の姿を描く歴史ドラマである。「雪風」は、旧日本海軍の甲型駆逐艦38隻のうち、終戦までほぼ無傷で生き残った唯一の艦として知られている。
主演を務めるのは俳優の竹野内豊で、駆逐艦「雪風」の艦長・寺澤一利を演じる。共演には玉木宏、奥平大兼、當真あみ、田中麗奈、益岡徹、石丸幹二、中井貴一らが名を連ねている。脚本は長谷川康夫、撮影監督は柴主高秀が務める。
Uruが書き下ろした主題歌「手紙」 小林武史がアレンジを担当
主題歌「手紙」は、Uruが映画のために書き下ろした楽曲であり、アレンジは音楽プロデューサーの小林武史が担当した。Uruはこの曲について、「遠い昔を生き、現代の私たちに時代をつないでくださった方々への感謝や、自分の家族や経験に思いを重ねながら作った」とコメントしている。
さらに、「何気ない日々をより大切に生きようと思わせてくれたこの作品に寄り添うことのできる曲になってくれたら嬉しい」と思いを語っている。
「命はつなぐもの」 主演・竹野内豊が楽曲のメッセージに共感
主演の竹野内豊は、Uruの楽曲について「『つなぐ』という言葉が胸に響きます。命は奪うものではなく、つなぐもの。そのような真心あるメッセージが、Uruさんの優しい歌声と共に、多くの人々の心に届きますよう願っております」と述べ、作品と楽曲に共鳴する姿勢を見せている。
特報映像とポスタービジュアルも公開
YouTubeでは現在、「手紙」の一部を使用した60秒の特報映像が公開されており、映画の世界観とUruの楽曲が融合した映像作品となっている。また、「たった80年前、海は戦場でした」、「生きて帰る。生きて還す。」、「必ず、この海から救い出す。」といったコピーが添えられた3種のポスタービジュアルも同時に解禁された。
映画『雪風 YUKIKAZE』は、歴史のなかで生きた人々の記憶をたどりながら、命の重みとつながりを現代に問いかける作品として注目されている。


