吉岡里帆と水上恒司がダブル主演を務める映画『九龍ジェネリックロマンス』(8月全国公開)の新たな場面写真10点が公開された。写真には、物語の鍵を握るシーンや登場人物たちの表情が収められており、作品の世界観をより深く感じられる内容となっている。
ノスタルジックな九龍の街並みと恋の予感
『九龍ジェネリックロマンス』は、漫画家・眉月じゅんによる同名漫画が原作で、累計発行部数は140万部を超える。2024年にはアニメ化もされており、今回の実写映画化はその流れを受けたものである。
舞台は、かつて存在した九龍城砦を彷彿とさせる架空の街・九龍。不動産屋で働く鯨井令子(吉岡里帆)と、彼女が思いを寄せる先輩社員・工藤発(水上恒司)の関係を軸に、過去と記憶をめぐるミステリー・ラブロマンスが展開される。
登場人物の内面と謎を映す場面写真
公開された場面写真では、至近距離で見つめ合う令子と工藤の姿が切り取られており、恋の始まりを予感させる演出となっている。そのほか、九龍の商店街で令子に金魚を贈る工藤や、令子が仲間たちとレモンチキンを楽しむひとときなど、台湾ロケで撮影されたノスタルジックなカットも含まれている。
また、令子が“もうひとりの自分”と鏡越しに見つめ合うシーンや、蛇沼みゆき(竜星涼)が鋭い眼差しで迫る姿、工藤の過去を知るタオ・グエン(柳俊太郎※「柳」は木へんに夘)、九龍の謎を追うユウロン(フィガロ・ツェン)の姿も登場。物語のミステリー要素を強調するビジュアルとなっている。
監督・脚本陣も話題の人物が担当
本作の監督は、ドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』や映画『君は放課後インソムニア』などで知られる池田千尋。脚本は池田監督と、『夜明けのすべて』の和田清人が共同で手がけている。
映画『九龍ジェネリックロマンス』は2025年8月より全国公開予定。主演の吉岡と水上が魅せる“記憶”と“恋”の行方に注目が集まる。