俳優の長谷川純が、フジテレビ系連続ドラマ『人事の人見』(毎週火曜 後9:00)の第7話(5月20日放送)にゲスト出演する。長谷川が同局制作の連続ドラマに出演するのは、2010年の火9ドラマ『泣かないと決めた日』以来15年ぶりとなる。主演の松田元太(Travis Japan)とは、2021年の舞台『虎者 NINJAPAN 2021』以来4年ぶりの共演。長谷川は、松田演じる主人公・人見廉の上司でパワハラ問題を引き起こした黒澤直樹役を務める。
ドラマ『人事の人見』の概要
『人事の人見』は、人事部を舞台にした痛快オフィスエンターテインメント。大企業「日の出鉛筆」を舞台に、純粋だがおバカな主人公・人見廉(松田元太)と、会社改革を目指す真野直己(前田敦子)を中心に、個性豊かな人事部員たちが社員の問題や現代人の悩みに立ち向かう。共演には鈴木保奈美、小日向文世、松本まりかなど実力派が名を連ねる。プロデューサーの橋本芙美は、過去に長谷川が出演した『泣かないと決めた日』を担当しており、今回の出演は縁によるカムバックとなった。
長谷川純が演じるパワハラ上司・黒澤直樹
長谷川が演じる黒澤直樹は、日の出鉛筆の東北支社営業部に所属する社員。かつて真野が海外営業部に在籍していた際の上司で、怒鳴る、物を投げる、人格否定、無理なタスクの押し付けなど典型的なパワハラ行為で真野を追い詰めた。真野は通勤途中で倒れ、会社に行けなくなる事態に至り、会社がパワハラを認めた結果、黒澤は東北支社へ、真野は人事部へ異動した。物語では、常務の里井(小日向文世)が黒澤を本社の経営企画部課長に異動させる計画を進め、人事部長の平田(鈴木保奈美)が反対する中、真野が異動阻止に動く展開が描かれる。
長谷川純の役作りと松田元太への印象
長谷川は黒澤役について、「30代前半でパワハラをしてしまった人物だが、数年経ち過ちを理解している。中間管理職の難しさは日常でも感じることなので、役に入りやすかった」と語る。松田との共演については、「4年ぶりに会った松田は変わらぬリーダーシップで人を引きつける。主演としてスタッフや共演者を笑顔にし、まぶしいくらい光を放つ人だと感じた」と称賛。「彼らしいリーダー像が変わっていなくて嬉しかった」と振り返った。
プロデューサー橋本芙美のコメント
プロデューサーの橋本芙美は、長谷川との15年ぶりの再会を「歳をとったねと笑い合った」と振り返る。長谷川の起用理由について、「パワハラの過去を持ちつつ、現在の姿に含みを持たせる役に長谷川が最適だと感じた」と説明。撮影では「15年歳をとった長谷川純の魅力が役ににじみ出ていた」と絶賛し、特に真野と黒澤が対峙する後半のシーンを「必見」と強調。「現場で泣き、編集でも泣いた」と感動を明かした。
視聴者へのメッセージ
長谷川は視聴者に向け、「時代の移り変わりや世代間ギャップを描く現代的なドラマ。黒澤が感情をむき出しにするラストシーンは、どの時代にも通じる人と人の物語」とアピール。「GW後の疲れを癒しながら、ゆっくり見てほしい」と呼びかけた。第7話は、黒澤と真野の対峙を通じてパワハラ問題と向き合うエモーショナルな展開が期待される。
(C)フジテレビ