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山下美月&萩原利久が共演 WOWOWドラマ「殺した夫が帰ってきました」7月放送

元乃木坂46の山下美月(25)が、WOWOW連続ドラマW-30「殺した夫が帰ってきました」(全6話)で連続ドラマ初の単独主演を務める。本作は2025年7月11日午後11時よりWOWOWプライムおよびWOWOWオンデマンドで放送・配信開始され、第1話は無料放送・配信される。山下は主人公・鈴倉茉菜を演じ、萩原利久が“殺された夫”鈴倉和希役で出演。2人は過去に『電影少女 -VIDEO GIRL MAI 2019-』、『降り積もれ孤独な死よ』で共演し、今回が3度目のタッグとなる。

原作とストーリーの概要

本作は、桜井美奈の2021年刊行小説を原作としたサスペンスミステリー。DV夫・和希を殺害した茉菜が、平穏な日常を取り戻しアパレル会社でデザイナーの夢を追う中、死んだはずの和希が突然現れる。和希は過去の記憶を一切失い、かつての暴力的な性格とは対照的に穏やかで思いやりのある人物に変貌。困惑する茉菜と和希の奇妙な共同生活が始まり、猜疑心と安らぎの間で揺れる茉菜の葛藤が描かれる。物語は過去の罪と愛が交錯し、予想外の結末へと進む。

特報映像が初公開

特報映像が公開され、茉菜の驚愕の表情や、土砂降りの雨の中で和希を崖下に突き落とす衝撃的なシーンが収められている。過去の暴力的な和希と、記憶を失った現在の穏やかな和希の対比、物語の重要シーンが緊迫感とともに映し出される。

萩原利久の役作りとコメント

萩原は和希役について、「DV夫という気性の荒い一面があるが、主に演じるのは記憶を失った現在の和希。フラットに演じ、茉菜との再会から和希という人物が徐々に形成されるイメージを持った」と語る。サスペンスとしての見せ方とリアルな人物像のバランスを探るのが難しかったと明かし、「クリーンに見える必要はない」と割り切った演技を心がけた。山下については、「明るく笑顔が多い方で、シリアスなシーンでも本番で瞬時に役に入る姿に尊敬する」と述べ、特殊な設定での共演が続くことに「笑ってしまう」とユーモアを交えた。

脚本と制作陣

脚本は「イチケイのカラス」シリーズの浜田秀哉と「ライオンの隠れ家」の一戸慶乃が担当。監督は「オールドファッションカップケーキ」の加藤綾佳が務める。萩原は脚本について、「前半と後半で異なる展開が特徴的。撮影でもその違いを面白く表現できた」と振り返り、物語の二面性が魅力だと語った。

視聴者へのメッセージ

萩原は「タイトル『殺した夫が帰ってきました』以上に本作を表す言葉はない。普通の話ではないからこそ、会話や出来事が予想外に展開する」とアピール。視聴者には「考えながらでも、シンプルにタイトルを受け止めてでも楽しめる。1話から最終話まで集中して見てほしい」と呼びかけた。本作は、複雑な人間関係と衝撃の真実が絡み合うサスペンスとして、視聴者を引き込む。