女優の本田翼(32)が、2025年7月1日スタートのカンテレ・フジテレビ系ドラマ「北くんがかわいすぎて手に余るので、3人でシェアすることにしました。」(毎週火曜23:00)でフジテレビ系連続ドラマ初主演を務めることが5月27日に発表された。本作は榊こつぶの同名マンガを原作としたシェアラブコメディーで、本田演じる主人公・浅田南らが“天使のような彼氏”北くんを3人でシェアする奇抜な同棲生活を描く。共演には志田未来(32)、岩瀬洋志(21)、GENICの増子敦貴(25)が名を連ね、四角関係が展開される。
恋愛もシェアする令和の物語
物語の中心は、誰もを虜にする魅力を持つ“ナチュラルボーン天使”の真中北、通称「北くん」(岩瀬洋志)。看護師の浅田南(本田翼)、パン屋店員の比留間東子(志田未来)、書店員の西野悠(増子敦貴)は北くんにぞっこんとなり、恋のライバルを増やさないため「33%の会」を結成。北くんの愛を3等分してシェアしながら4人で同棲生活を始めるが、ぶつかり合いの中で人生にとって大切なものに気づいていく。本田は「今までの恋愛系の作品にはない、新しい感覚のドラマ。現代ならではの悩みや普遍的な問題も扱っている」と見どころを語り、「共感したり、ほっこりしたり、テンポの良い作品」とアピールした。
豪華キャストとそれぞれの役作り
本田演じる浅田南は、ガサツだが他人を放っておけない看護師。志田が演じる東子は、夢を持ちながら家族との向き合い方に悩むしっかり者で、志田は「ただのラブコメではなく成長物語」と魅力を語る。岩瀬の北くんは謎多きキャラクターで、「真理を突く発言や笑顔を意識している」と役作りを明かした。増子が演じる西野は女性不信のトラウマを抱える難役だが、「北くんの写真を美容師に見せるほど岩瀬の顔が好き」と笑顔で撮影現場の雰囲気を語った。4人のコミカルな会話劇が作品の大きな魅力となる。
原作者とプロデューサーのコメント
原作者の榊こつぶ氏は「漫画がドラマになるなんて」と驚きを隠せず、「原作を活かしつつ、素敵に楽しく魅力的になっている」と脚本を絶賛。プロデューサーの永富康太郎氏は「1人の男性を3人でシェアするという馴染みのないシチュエーションだが、4人の会話劇が楽しく愛おしい。人生の分岐点を描いた人間ドラマとして、妙なリアリティーを感じてほしい」と視聴者に呼びかけた。脚本は荒井修子、演出は星野和成、加藤綾佳、池田千尋らが担当する。
キャストの意気込みと期待
本田は2024年のフジテレビ系「ブルーモーメント」などに出演し、今回満を持して同局系連ドラ初主演を果たす。志田は初のラブコメ挑戦に「念願がかなった」と感激し、岩瀬は2023年の日本テレビ系「最高の教師」で連ドラデビュー後、重要な役に抜擢された。増子はGENICとして活動しながら俳優としても注目を集めており、2024年の舞台「千と千尋の神隠し」でハク役を務めた実績を持つ。4人の共演が織りなす新しい恋愛ドラマに注目が集まる。
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