マミタの人気BLマンガ「40までにしたい10のこと」が、テレビ東京の「ドラマ24」枠で連続ドラマ化される。主演を風間俊介、共演に庄司浩平を迎え、7月4日より毎週金曜24時12分から放送がスタートする。テレビ東京ほか系列局で放送後、LeminoやU-NEXTで独占見放題配信、ネットもテレ東、TVer、Leminoで無料見逃し配信も予定されている。また、BSテレ東では7月8日より毎週火曜24時から放送される。
40歳目前の上司と年下部下の物語
原作は「MAGAZINE BE×BOY」(リブレ)で連載中の同名マンガで、単行本は2巻まで刊行されている。物語は、40歳の誕生日を3カ月後に控えるサラリーマン・十条雀(風間俊介)を主人公とするオフィスラブストーリーである。10年以上恋人がおらず、会社と家を往復するだけの生活を送る雀は、人生の節目に焦りを感じ、「40までにしたい10のことリスト」を作成する。「タコパ」「服の趣味を変える」「恋人を作る」などの願望を記すが、10歳年下の部下・田中慶司(庄司浩平)に偶然見られてしまう。慶司の提案で2人はリストを一緒に叶えていくことになり、単調な日々が楽しい毎日に変わっていく。
風間俊介と庄司浩平の共演
風間が演じる雀は、職場では有能で面倒見の良い上司だが、プライベートではぬいぐるみなど“かわいいもの”が好きな一面を持つ。一方、庄司が演じる慶司はクールな姿勢の年下部下で、実は雀に密かな思いを寄せている。庄司は150人以上の応募者からオーディションで選ばれた。風間は原作について「優しさと温かさ、切なさが詰まった休日の夕暮れのような作品」と表現し、「雀と慶司の2人が愛おしく、視聴者の皆様にも愛おしさを感じていただけるよう、宝物のように演じようと思っている」と意気込みを語った。庄司は「風間さんと多くの時間を過ごせることは光栄であり、全てが学びとなっている」と述べ、慶司の心情の変化を丁寧に演じる姿勢を示した。
制作陣と原作者の期待
監督は『初恋、ざらり』の池田千尋と小菅規照、脚本は『相棒』シリーズの齊藤ようが担当する。原作者のマミタは「ドラマ化によって家族やBLに馴染みのない友人が作品に触れやすくなることが映像化の理由。テレ東のドラマが大好きなので、BLに興味を持つきっかけになれば嬉しい」とコメント。プロデューサーの祖父江里奈氏は「風間さんの真摯な役作りに絶大な信頼がある。庄司さんはオーディションで満場一致の結果だった」と語り、「恋の始まりのじれったさや楽しさを描いたストーリーが多くの人の心に届くドラマになる」と自信を見せた。
視聴者へのメッセージ
風間は「皆様の心にこの作品を届け、愛していただけるようにすることが今したいこと。雀と慶司の心に寄り添っていただけたら嬉しい」と視聴者に呼びかけた。庄司も「原作の面白さを活かしつつ、映像化による新たな魅力を雀と一緒に作り上げていく」と意気込みを語る。年の差オフィスラブがどのように描かれるのか、放送が楽しみな作品である。
「40までにしたい10のこと」公式X:
(C) マミタ・libre/「40までにしたい10のこと」製作委員会