お笑いコンビ・令和ロマンの髙比良くるま1が、5月28日深夜放送のテレビ朝日系バラエティー『ひっかかりニーチェ』（毎週水曜 深夜1:58、関東ローカル）に出演し、番組復帰を果たした。くるまは今年2月にオンラインカジノに関する報道を受け活動を自粛していたが、4月28日に活動再開を発表。約3カ月ぶりの番組出演となり、MCの永野と三谷紬アナウンサーとともに視聴者に復帰を報告した。
番組冒頭で頭を下げる
番組冒頭で三谷アナが「くるまさんが『ニーチェ』に復帰されました」と紹介すると、くるまは神妙な面持ちで永野と三谷アナに向かって頭を下げ、「ただいま帰りました」と静かに挨拶した。永野は「どっから喋る？」と3カ月の空白を強調し、「彼を見た印象だけでもオールナイトで喋れる」と語る。これに対し、くるまは「ロフトのイベントじゃないんだから」とツッコミを入れ、初めて笑顔を見せた。スタジオでは「あの日」をテーマにしたトークが展開され、くるまもカンペに「なんだ“あの日”って」と突っ込み、「いい映画みたい」と笑いを誘った。
永野と三谷アナが振り返る「あの日」
永野はくるまの活動自粛期間を振り返り、「大切なものが目の前からなくなった。あんなにショックだったことはなかった」と語った。さらに、「この番組が終わったと思った」と当時の心境を明かし、三谷アナとの2人での収録を振り返って「会ったときは本当に感動したよね」と共感を込めて語った。三谷アナも「ファミリーみたいな感覚で3人で進んでいたのに、1人フッといなくなった」と当時の思いを明かし、永野と手を握り合う様子を再現しながら「あーーってなったんですよ」と付け加えた。番組では、くるまの代役として出演したダウ90000の蓮見翔に関する話題も取り上げられた。
オンラインカジノ報道と活動再開の経緯 _
くるまをめぐっては、2025年2月15日に公式YouTubeチャンネルで「オンラインカジノにまつわる事情聴取を受けたという記事により、大変お騒がせしてしまい申し訳ございません」と謝罪。オンラインカジノをしていた事実を認め、同月19日に自身のXで当面の活動自粛を発表していた。その後、4月28日にコンビのYouTubeチャンネルを更新し、活動再開を報告。くるまはこれを「史上初の退所＆復帰」と形容した。同日、吉本興業は「双方合意の上、2025年4月28日付でマネジメント契約を終了しました」と発表。相方の松井ケムリは吉本興業に残り、コンビとしての活動は継続している。
番組の見逃し配信と今後の展望
『ひっかかりニーチェ』は、世の中の“妙にひっかかること”を論じ、偉大な哲学者ニーチェのような“それっぽい言葉”を残す番組である。最新回はTVerで期間限定の無料配信中であり、動画配信プラットフォーム「TELASA（テラサ）」では過去回も含めて視聴可能。くるまの復帰により、永野、三谷アナとの3人体制が再び揃った『ひっかかりニーチェ』。今後の放送で、令和ロマンがどのように番組を盛り上げていくのか注目が集まる。
令和ロマンの最近の動向
令和ロマンはM-1グランプリ2023・2024を連覇するなど、若手の中でも際立った成功を収めているコンビである。くるまは歯に衣着せぬ発言や、YouTube、Twitter、stand.fmといったデジタルプラットフォームを積極的に活用するスタイルで知られている。復帰後初の『ひっかかりニーチェ』放送では、視聴者からも「3人が揃って嬉しい」「くるまの復帰を待っていた」との声がSNS上で多く見られた。また、くるまの活動再開後、令和ロマンは5月30日に東京・渋谷で開催される「よしもと若手ライブ2025」への出演が決定しており、さらなる活躍が期待されている。
(C) テレビ朝日
- 髙＝はしごだか ↩︎
