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斎藤工と永尾柚乃が擬似親子に 新ドラマ「誘拐の日」で逃亡劇がスタート

俳優の斎藤工(43)と子役の永尾柚乃(8)が、7月8日からテレビ朝日系で放送される新ドラマ「誘拐の日」(毎週火曜21:00~21:54)で共演する。本作は韓国のスタジオ・ASTORYが2023年に製作した同名ドラマを原作とする“巻き込まれ型”ヒューマンミステリーで、心優しくマヌケな誘拐犯と記憶喪失の天才少女が運命共同体として逃亡劇を繰り広げる。放送終了後、各話はTELASAで配信される予定である。

ストーリーとティザービジュアル

物語は、斎藤が演じる新庄政宗が心臓病の娘の手術費用を確保するため、裕福な病院長の娘・七瀬凛(永尾)を誘拐する計画から始まる。しかし、凛が事故で記憶喪失となり、新庄はとっさに父親を装うことに。事態は急展開し、凛の両親が何者かに殺害されたことで、新庄は誘拐犯に加えて殺人容疑者として追われる身となる。ティザービジュアルでは、口元が隠された新庄と凛が配置され、2人が大きな秘密を抱えていることが示唆されている。

斎藤工が演じる“マヌケな誘拐犯”

斎藤は新庄役について「プライベートの僕は新庄そのもの。やっと“素”の自分を生かせるときが来たなと思い、今回は演じることをやめました(笑)」と語る。撮影では“変にスイッチを入れない”姿勢で臨み、自然体で役に挑んでいる。原作を視聴した感想として、「複雑なストーリーで緊張感が途切れないのに、笑えるところもある。さまざまな要素が詰まった作品を柚乃ちゃんと作れる喜びが大きかった」とコメント。撮影現場については、「深川栄洋監督の演出が面白く、キャストやスタッフ全員にとって新しい自分が見つかる現場。毎日想像どおりにいかず、ワクワクしながら通っています」と語った。

永尾柚乃が演じる“天才少女”

永尾が演じる七瀬凛は、多言語を操り博識で鋭い発想を持つ天才少女である。永尾は「凛ちゃんは天才でしっかり者。いつも政宗に怒っているけど、意外とかわいいところややんちゃなところがあるので、そこもみどころです」と役柄を紹介。撮影現場では「毎日走ったり叫んだりしていますが、めっちゃ楽しいし、面白い! みなさんすごくやさしくて、和気あいあいです」と笑顔で語った。オファーを受けた際は「思わず飛び跳ねてしまいました。凛を演じられるのがすっごく嬉しかった」と喜びを明かしている。

2人の共演と撮影エピソード

斎藤は永尾について、「役柄に背景をにじませる素晴らしい表現者。同業者としてめちゃくちゃ尊敬しています」と絶賛。撮影の合間に永尾が「今日の給食はピザトースト! 運がよければおかわりできるの」と話す姿に癒され、凛のキャラクターにも立体感を感じたという。一方、永尾は斎藤を「テレビで見ていてカッコいいと思っていたけど、実際はさらにカッコよかった。お芝居に対してストイックで、いつも『わ、すごいな!』と感動しています。頭のてっぺんからつま先までぜんぶやさしい方です!」と語る。斎藤は永尾の多言語セリフを撮影直前に流暢に話す姿に驚き、「僕だったら絶対に覚えられない」と称賛した。

視聴者へのメッセージ

斎藤は「世の中にはいろいろなジャンルのドラマがありますが、そのすべてのジャンルが詰まったような作品です。第1話を見ていただけたら最後まで目が離せないドラマになるはずです」と視聴者に呼びかけた。永尾も「凛は両親を失い、政宗に誘拐されるけど、2人がどんどん仲良くなっていくところを見てほしい。凛の意外にかわいいところも楽しんでください」とアピールした。脚本は「変な家」の丑尾健太郎、演出は「星降る夜に」の深川栄洋と「ザ・トラベルナース」の片山修が担当し、期待が高まる。

斎藤工と永尾柚乃の最近の動向

斎藤工は俳優業のほか、社会貢献活動にも積極的である。2025年3月20日には日本経済新聞で映像業界の働き方改革に取り組む姿が報じられ、撮影現場に託児所を設けるなど新たな試みを行っている。一方、永尾柚乃は子役として注目を集めており、1歳半からドラマ出演を開始し、数々の作品で活躍中である。2人の共演が織りなす「誘拐の日」が、どのような化学反応を見せるのか注目が集まる。

(C) テレビ朝日