人気7人組グループ・Travis Japanが8日、千葉・船橋市のららアリーナ東京ベイで全国ツアー「Travis Japan Concert Tour 2025 VIIsual」の最終公演を開催した。2024年12月から体調不良で活動を休止していた川島如恵留(30)が前日7日の公演から復帰。7人揃ってのステージは昨年11月8日の「VOGUE JAPAN」イベント以来、約7カ月ぶりとなる。川島は「ただいまー!」と1万1000人の観客に元気よく呼びかけ、前転を披露するなど完全復活をアピールした。
6人で支えたツアー、7人で完走
新アルバム「VIIsual」を携えた本ツアーは、8都市28公演で約31万人を動員する過去最大規模。川島の休止により6人でスタートしたが、メンバーは「いつでも戻ってこられるように」と団結。リーダー・宮近海斗(27)は「6人でよく頑張りました」と振り返り、復帰した川島に「勇気を持って帰ってきてくれてありがとう」と感謝を述べた。この言葉に川島は涙を流し、他の6人も目を潤ませた。最終公演では、ディズニー映画「リロ&スティッチ」の日本版エンドソング「バーニング・ラヴ」を初披露し、会場を一体化させた。
川島の決意とメンバーの絆
川島は4月の静岡公演を客席から観覧し、復帰を決意。5月17日から活動を再開し、1人でリハーサルを重ねた日々を「めっちゃ寂しかった」と振り返った。最終2公演では、歌唱パートやフォーメーションを急遽変更したが、7人でのパフォーマンスの喜びが上回った。宮近は「7人で改めてスタートを切れることがうれしい」と語り、7月25日から始まる2度目のワールドツアーへの意気込みを示した。
ファンへの感謝と今後の展望
中村海人(27)が全体演出を監修し、メンバー全員で作り上げた本ツアー。メンバープロデュース曲やユニット曲のこだわり演出が光った。七五三掛龍也(29)は「ファンの皆さんとかなえたい夢がまだたくさんある」と語り、ファンへの感謝を強調。9日には「Travis JapanのオールナイトニッポンPremium」で生放送に出演し、川島の元気な声を届ける。また、横浜アリーナ公演の映像を収めたブルーレイ&DVDが9月17日に発売される。
ワールドツアーへ新たな一歩
宮近は「ファンの楽しい気持ちを海の向こうにも届ける」と宣言。ニューヨーク公演を皮切りに、ワールドツアーでさらなる飛躍を目指す。7人の絆とファンの声援を力に、Travis Japanは新たな挑戦へと歩みを進める。