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『特捜9』最終回を前に井ノ原快彦が涙のクランクアップ、20年間の感謝を語る

テレビ朝日系ドラマ『特捜9 final season』が6月11日(水)の放送で最終回を迎える。2006年に『警視庁捜査一課9係』としてスタートし、2018年から『特捜9』として続いてきた本シリーズは、約20年にわたり視聴者に愛されてきた。主演の井ノ原快彦が演じる浅輪直樹を中心に、特捜班の活躍を描いた本作が、ついに大団円を迎える。

井ノ原快彦、感涙のオールアップ

最終回の放送を前に、浅輪直樹役の井ノ原快彦がクランクアップを果たした。スタッフから「以上のシーンを持ちまして浅輪直樹役、井ノ原快彦さんオールアップです!」との声がかかると、共演者の羽田美智子(村瀬志保役)、吹越満(青柳靖役)、田口浩正(矢沢英明役)、深川麻衣(高尾由真役)、津田寛治(村瀬健吾役)、原沙知絵(早瀬川真澄役)が駆けつけ、花束と盛大な拍手で迎えた。

井ノ原は花束を受け取り、「ありがとうございます!」と感謝を述べた後、「20年ですよね。これまで、20年間も続いたお仕事なんてない」と感慨深く語った。撮影現場での20年間を振り返り、「自分でも恐ろしいくらいにせっかちになりました」と笑いを誘いつつ、「時代とともにさまざまな現場は変わるが、『特捜9』だけは変わらず、いつもハッピーでした」と語った。感極まり涙を流しながらも、「最初からずっと顔を合わせているキャスト、スタッフは本当に家族みたい。毎シーズン最終話を迎えても『どうせまた会える!』と思わせてくれました。今も『また会える』と思っています。だから、悲しくはありません」と気丈に話した。

キャストとの熱いハグ、20年間の絆

クランクアップの最後には、井ノ原が共演者たちと熱いハグを交わし、現場は感動に包まれた。井ノ原は「皆さん、自分を大切に。これからも新しい場所できれいな花を咲かせてください。改めて20年間、どうもありがとうございました!」と締めくくり、スタッフやキャストから大きな拍手が送られた。

井ノ原快彦のコメント全文

ありがとうございます! まだ撮影が終わっていない人もいるので、さらっと…でも、何を言えばいいのかな(笑)。…20年ですよね。これまで、20年間も続いたお仕事なんてないので、本当に何を話していいのかわからないです。昨日、「明日で終わるんだな」と思っていましたが、そのときが来るまでは感情はわからないものですね。本当に楽しい現場でした。撮影当初こそ、昔ながらの現場の雰囲気にカルチャーショックがありましたが、どんどん慣れていきました。今では、自分でも恐ろしいくらいにせっかちになりましたね(笑)。時代とともに、さまざまな現場も形を変えていきますが、この『特捜9』だけは変わらずで、いつもハッピーでした。 最初からずっと顔を合わせているキャスト、スタッフ…本当に家族みたいですよね。毎シーズン、最終話を迎えても「どうせまた会える!」と思わせてくれていました。そして今も、「また会える」と思っています。だから、悲しくはありません。来年の春くらいになって、「あぁ、もう会えないのか…」と、そこでいろいろと思うこともありそうです。皆さんの存在が僕の力になっていて、これから歳を重ねてもきっとこの仲間のことを思い出すんだろうなって思います。 皆さん、自分を大切に。どうか自分のことを第一に考えて生きてください。本当に余裕があれば、誰かのことを助けてあげてください。僕もこの仲間に何かあったら、いつでも助けに行く気持ちでいます。そして、これからも新しい場所できれいな花を咲かせてください。『特捜9』が、少しでも皆さんのこれからの生きる糧になっていればいいなと思います。ダメですね…最近、こういうあいさつをすると涙もろくなっちゃって(笑)。改めて20年間、どうもありがとうございました!

最終回放送と配信情報

『特捜9 final season』最終話は、2025年6月11日(水)21:00~21:54にテレビ朝日系24局で放送される。また、TVerにて期間限定で無料配信され、動画配信プラットフォーム「TELASA」では過去回も含めて視聴可能である。

番組概要

  • 番組名: 特捜9 final season
  • 放送日時: 2025年4月9日(水)より毎週水曜 21:00~(テレビ朝日系)
  • 出演: 井ノ原快彦、羽田美智子、吹越満、田口浩正、向井康二、深川麻衣、中越典子、原沙知絵

20年にわたる『特捜9』の歴史に幕が下ろされる最終回。井ノ原快彦とキャスト・スタッフの絆が織りなす感動のフィナーレに注目が集まる。

(C) テレビ朝日