赤塚不二夫のギャグ漫画「おそ松くん」を原作とした実写映画『おそ松さん』の第2弾が製作され、2026年新春に公開されることが決定した。今作では、関西ジャニーズJr.内ユニット「Aぇ! group」の5人と、関西ジュニアの西村拓哉が6つ子を演じる。
第1弾はSnow Manが主演 興行収入16.7億円のヒット
『おそ松さん』は、2015年にアニメ化されて以降、予測不能な展開と“ダメだけど憎めない”6つ子のドタバタ劇が話題を呼び、社会現象を巻き起こした。2022年にはSnow Man主演で初の実写映画が公開され、アニメの世界観を再現しつつも、実写ならではの演出が好評を博し、興行収入は16.7億円を記録した。
今回のキャストはAぇ! group+西村拓哉 関西色の強い6人が集結
第2弾では、Snow Manからバトンを引き継ぎ、Aぇ! groupの末澤誠也(おそ松役)、正門良規(カラ松役)、佐野晶哉(チョロ松役)、小島健(一松役)、草間リチャード敬太(十四松役)の5人に加え、西村拓哉(関西ジャニーズJr.)がトド松役として参加する。6人全員が関西出身ということもあり、関西ならではのテンポ感やコメディセンスが活かされることが期待される。
監督は川村泰祐、脚本は宅間孝行
監督を務めるのは、『のだめカンタービレ』(2010年)や『愛唄-約束のナクヒト-』(2019年)、『正直不動産』などで知られる川村泰祐。脚本は、俳優としても活動しつつ、舞台や映像作品の脚本・演出も手掛ける宅間孝行が担当する。
「より新しい、楽しい、元気な作品に」出演者がコメント
出演決定に際し、Aぇ! groupおよび西村は以下のように意気込みを語っている。
末澤誠也は「Aぇ! groupとして初の主演映画が『おそ松さん』で光栄。テンポ感や仲の良さが出せる作品になると思う」とコメントし、「Snow Manからバトンをしっかり受け取って、より新しい、楽しい、元気な作品にしたい」と意気込みを見せた。
正門良規は「本作は幅広い世代に愛される作品。プレッシャーを感じるが、全力で楽しみたい」と語り、「目指せ!Snow Man超え!」と力強く宣言した。
佐野晶哉は「最初は驚いたが、関西人6人ならではの“真面目にふざけ倒す”姿を見せたい」と述べ、西村について「Aぇにはない要素が加わって完璧」と評価した。
小島健は「関西で育った自分たちにしか出せないテンポ感とノリで楽しんで演じたい」とし、西村との共演による「化学反応」にも期待を寄せた。
草間リチャード敬太は「アニメのシュールさを実写で再現できるかが楽しみ」と語り、「笑顔が絶えない十四松役に挑戦する」と述べた。
西村拓哉は「プレッシャーと楽しみを感じている」とした上で、「関西出身6人ならではの空気感を表現したい」と意欲を示した。
向井康二(Snow Man)もエール 「負けたくない気持ちもある」
第1弾で“おそ松”を演じたSnow Manの向井康二は「後輩の6人がやってくれることをうれしく思う。関西らしいチーム感に期待」とエールを送りつつ、「“おそ松”としては負けたくない気持ちもある」とコメント。仲間でありライバルでもある後輩たちにエールと刺激を送った。
プロデューサーも手応え「爆発力あるキャスト陣に期待」
第1弾に続きプロデュースを務める菅原大樹氏は「Aぇ! groupのトークスキルとグループの爆発力が作品にマッチすると感じた」と起用理由を明かし、「新たな『おそ松さん』を生み出せるキャスト陣」と期待を寄せた。
特別映像も公開
6月11日正午からは、Aぇ! groupの公式YouTubeチャンネルで特別映像が公開されている。ファンにとっては、第2弾映画の雰囲気を一足早く感じられる貴重な映像となっている。
(C) 映画「おそ松さん」製作委員会2026