韓国の音楽グループBTS（防弾少年団）のメンバー、ジミンとジョングクが11日午前、1年半の兵役を終えて除隊した。2人は2023年12月、京畿道漣川（キョンギド・ヨンチョン）にある陸軍第5歩兵師団砲兵旅団に揃って入隊し、軍服務に就いていた。
ジョングクは調理兵として任務にあたり、兵役中もライブ放送などを通じて近況を伝えていた。
除隊に合わせファンが集結 各国から祝福の声
この日、ジミンとジョングクは所属部隊で除隊の申告を行った後、午前8時前に報道陣の前に姿を現した。花束を手にした2人は「休暇で出てきたみたいだ」と照れ笑いを浮かべつつ、ジミンは「コロナから軍隊まで、長い時間待っていただきありがとうございます」とファンへの感謝を口にした。ジョングクは「語り切れないことは少しずつ、今後ライブで（会いましょう）」と今後の活動への意欲を見せた。
除隊に合わせ、ソウル市内の所属事務所HYBE（ハイブ）本社周辺には、世界各国からファンが集結。ジミンの顔写真が入ったポスターや、2人の写真を掲載したバスやトラックが街中を巡回するなど、盛大な祝福ムードに包まれた。
また、漣川の公設運動場付近では簡単な除隊行事も行われ、数百人の海外ファンが各国の国旗や歓迎プラカードを掲げて2人の除隊を祝った。
「ARMYと会う日を思いながら話していた」
ジミンは今年1月、ファン向けプラットフォーム「Weverse（ウィバース）」を通じ、「年が変わってから、ジョングクと寝る前に交わす会話の内容が大きく変わった」とし、「ARMY（BTSファンの呼称）の皆さんと再び会う時のことを考え、準備について多くのことを話し合っている」と明かしていた。
BTSの完全体復帰に現実味 13日はデビュー12周年
これでBTSメンバー7人のうち6人が軍服務を終えたことになる。ジンは2022年12月に入隊し、2023年6月に除隊。J-HOPEは同年10月に除隊し、RMとVも今月10日に除隊している。残るシュガは社会服務要員としての勤務を継続しており、6月21日に服務を終了する予定である。
BTSは6月13日にデビュー12周年を迎える。それに合わせて所属事務所BigHit Musicは、13日と14日に京畿道高陽市の韓国国際展示場（KINTEX）で「2025 BTS FESTA」のオフラインイベントを開催する。さらに同期間中、J-HOPEが高陽総合運動場メインスタジアムで、自身初のソロワールドツアーのフィナーレとなるアンコール公演を行う予定である。
