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上戸彩、15年ぶり写真集『Midday Reverie』発売 —  台湾での「ひとり旅」をテーマに素顔を披露

7月10日、女優の上戸彩(39)が15年ぶりとなる写真集『Midday Reverie』(宝島社、税込3,850円)を発売する。女優デビュー25周年を迎えた上戸が、台湾を舞台に撮影した本作は、写真家・川島小鳥氏が捉えた自然体な姿が収められている。プライベートでは3児の母として多忙な日々を送る上戸が、「ひとり旅」をテーマに挑んだ本作の背景や思いを取材した。

台湾での撮影、家族との絆を胸に

写真集のロケ地に選ばれたのは台湾。プライベートで訪れたことのない場所だったが、母親のゆかりや親戚がいる安心感から選んだという。「子どもたちと離れるのは不安だったが、2歳の末っ子も含め、兄弟の絆が強まっていると感じた。撮影は私にとっても子どもたちにとっても新しい挑戦だった」と上戸は振り返る。

出発当日、2番目の長男が泣き出したエピソードも明かした。「後悔したが、子どもたちに宝物をねだると笑顔でミニカーやゲームを渡してくれた。笑顔で送り出してくれて安心した」と語る。台湾では現地のマッサージや果物の美味しさに癒され、川島氏の案内による穴場スポット巡りも楽しんだという。

川島小鳥氏とのコラボレーション、素顔を切り取る

撮影は、写真家・川島小鳥氏が担当。上戸は以前から同氏の写真集『未来ちゃん』のファンだった。「無邪気な表情が詰まった作品に惹かれ、どんな写真を撮られるのか想像できなかったからこそ、お願いしたかった」と話す。完成した写真集には、上戸の自然な笑顔や物憂げな表情、台湾の風景が織り交ぜられ、ストーリー性のある一冊に仕上がった。特に新幹線で寝る姿が1ページ目を飾るカットは、「旅の始まりを感じさせるお気に入り」と語る。

握手会でファンとの再会を心待ち

7月12日に紀伊國屋書店グランフロント大阪店、13日に新宿本店で握手・ツーショット撮影イベントが開催される。「特にアイドル時代からのファンの方に会いたい。『Z-1』時代から応援してくれる人が来てくれたら嬉しい」と上戸。デビュー当時の思い出をファンと共有できる機会を心待ちにしている。

テレビ初登場の母が明かす、知られざる素顔

7月4日放送のTBS系『A-Studio+』(後11:00)では、上戸の母がテレビ初登場。『全日本国民的美少女コンテスト』に応募したのは母の仕業だったことが判明し、厳格な母との関係や引退を考えた過去が語られる。また、『3年B組金八先生』で共演した平愛梨との25年にわたる友情や、ママ友の若槻千夏とのユニークなエピソードも明らかに。神木隆之介との姉弟のような関係や、母としての変化も垣間見える。

25年のキャリアと新たな一歩

1985年9月14日生まれの上戸は、1997年に『第7回全日本国民的美少女コンテスト』で審査員特別賞を受賞し芸能界入り。2000年のドラマ『涙をふいて』で俳優デビューを果たし、『3年B組金八先生』や『半沢直樹』、映画『テルマエ・ロマエ』など数々の話題作に出演。2023年には『シャイロックの子供たち』で第47回日本アカデミー賞優秀助演女優賞を受賞した。2025年9月26日公開予定の映画『沈黙の艦隊 北極海大海戦』にも出演が決定している。

写真集『Midday Reverie』は、育児優先の生活の中で「自分だけの時間」を取り戻した上戸の等身大の姿を映し出す。ファンとの再会を控え、女優として母として新たな一歩を踏み出す上戸の挑戦に注目が集まる。