最新の医療機器とオペ室を備えた緊急車両(ERカー)で、重大事故や災害現場に急行し、迅速な救命処置を行うプロフェッショナルチーム「TOKYO MER」の活躍を描く救命医療ドラマ『TOKYO MER~走る緊急救命室』。その劇場版2作目『TOKYO MER~走る緊急救命室~南海ミッション』(8月1日公開)の完成披露報告会およびプレミアイベントが7月10日、都内で開催された。
本作では、2021年のTBS日曜劇場枠で放送された連続ドラマから引き続き、チーフドクター・喜多見幸太を鈴木亮平、看護師・蔵前夏梅を菜々緒が演じる。両者は指導スタッフとして、離島での事故や災害に対応する「南海MER」に派遣される。物語は、鹿児島県・諏訪之瀬島で火山が突如噴火し、「南海MER」が出動する展開となる。
豪華キャストが登壇
イベントには、鈴木亮平、江口洋介、菜々緒、高杉真宙、生見愛瑠、宮澤エマ、賀来賢人、石田ゆり子、松木彩監督が登壇した。「南海MER」のメンバーとして、江口がチーフドクター候補・牧志秀実、高杉が看護師・常盤拓、生見が看護師・知花青空、宮澤が麻酔科医・武美幸を演じる。キャストは黒を基調とした衣装で登場し、会場を盛り上げた。
チームワークの秘訣を語る
完成披露報告会では、キャストがチームとして仲良くなるコツを語った。生見愛瑠は「いっぱいご飯を食べる」と回答。「皆で一緒にご飯を食べたり、自分自身もたくさん食べたりすることで元気とスタミナをつけることが大事」と述べ、劇中で釣った魚を共にしたエピソードを紹介。「食を共にするのがチームワークの鍵」とアピールした。
一方、宮澤エマは「腹を見せる」と回答し、会場に笑いを誘った。生見が爆笑すると、宮澤は「物理的にじゃなくて!」と慌ててフォロー。生見の笑いが止まらず、宮澤は「めるるがツボっちゃった」とはにかむ場面も見られた。
ゲリラ豪雨でイベント縮小
プレミアイベントは東京・六本木ヒルズアリーナで開催されたが、開始直前にゲリラ豪雨に見舞われた。屋根のある屋外会場だったが、強烈な雨が吹き込むハプニングが発生。
鈴木亮平は「『TOKYO MER』は命を救う作品。体調が悪いと感じたら、近くのスタッフに遠慮なく伝えてほしい。健康が第一」と観客に呼びかけ、気遣いを見せた。豪雨の影響でイベントは挨拶のみで終了し、縮小実施となった。
トカラ列島へのエール
鈴木は、トカラ列島で発生している群発地震にも言及。「避難されている方々、不安な日々を過ごしている方々、最前線で対応している方々に、キャスト一同からお見舞いとエールを送りたい」と述べ、作品のテーマである「命の大切さ」を強調した。
公開に向けて期待高まる
『TOKYO MER~走る緊急救命室~南海ミッション』は、離島での過酷な救命活動を描き、チームワークと命の尊さを訴える作品である。豪華キャストの共演とリアルな災害描写で、公開前から注目を集めている。8月1日の公開が待たれる。
(C) 2025『TOKYO MER』製作委員会