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山田孝之「レベルアップ寸前!」 — ムロツヨシ&佐藤二朗と幕末の英雄を演じる『新解釈・幕末伝』

俳優の山田孝之が、福田雄一監督の最新作『新解釈・幕末伝』(12月19日公開)に出演することが決定した。本作は、福田監督の劇場映画20作目となる歴史コメディで、ムロツヨシが坂本龍馬、佐藤二朗が西郷隆盛を演じるダブル主演作。山田は長州藩の志士・桂小五郎役で参加し、福田組の“鉄板トリオ”が揃う豪華キャスティングが実現した。

幕末を“新解釈”で描くコメディ

本作は、ペリー来航、尊王攘夷、新選組、薩長同盟など、幕末の激動の時代を「知っているようで実はよく知らない」視点から、福田監督独自のユーモアで再解釈。坂本龍馬、西郷隆盛、桂小五郎の3人が「日本の夜明け」を見据え、未来への決意を胸に並び立つ新ビジュアルも公開された。山田演じる桂小五郎は、“逃げの小五郎”の異名を持ちながら、薩長同盟の成立に尽力した重要人物として描かれる。

16年にわたる信頼関係

山田、ムロ、佐藤の3人は、2009年の福田監督初長編作『大洗にも星はふるなり』以来、16年にわたり共演を重ねてきた。『勇者ヨシヒコ』シリーズや『50回目のファーストキス』(2018年)、『新解釈・三國志』(2020年)などで息の合った演技を見せてきた彼らが、節目となる本作で再集結。特に注目されるのは、薩長同盟の場面での3人の対話劇。撮影前には全員がプレッシャーを感じていたという重厚なシーンで、福田作品の“喜劇の限界”に挑む圧巻の演技が期待される。

山田孝之のコメント

山田は出演にあたり、「『大洗にも星はふるなり』で初めてご一緒してから16年、たくさんの福田監督作品に携わらせていただき、多くを失い、そろそろ何か少しだけ得られそうな兆しが見えるかもしれないタイミング」と独特のユーモアでコメント。「ムロさんとも二朗さんともたくさんお話しさせていただく機会があり、偉大な先輩たちからもそろそろほんの少しだけ勉強させていただける機会が近づいてきた。レベルアップ寸前の雰囲気を楽しんでもらえたらうれしい」と語り、3人の絆と成長を強調した。

豪華キャストの追加発表に期待

本作には、ムロ、佐藤、山田に加え、13人のキャストの“顔隠し”ビジュアルも公開された。若手からベテランまで実力派が揃い、どの俳優がどの歴史人物を演じるのか、8月下旬の全キャスト発表が待たれる。公開された「超特報映像」では、福田監督らしい軽快なテンポとユーモアが垣間見え、期待を高めている。


(C) 2025 映画「新解釈・幕末伝」製作委員会