SUPER EIGHTの横山裕(44)が、8月30日・31日に放送される日本テレビ系「24時間テレビ48~愛は地球を救う~」のチャリティーランナーを務めることが決定した。7月31日の「ヒルナンデス!」生放送内で発表され、スタジオは驚きと応援の雰囲気に包まれた。横山は木曜レギュラーとして2011年の番組開始から14年間出演しており、自身のレギュラー番組でランナー発表が行われたことに特別な思いを抱いた。
子どもの貧困問題への思い
横山は、チャリティーランナーとして走る理由を「子どもの貧困問題の周知」と語った。自身は3歳で両親が離婚し、シングルマザー家庭で育ち、母の再婚後に2人の弟ができた。中学卒業後、家計を支えるため建設会社に就職し、工事現場で働きながらジャニーズJr.として活動を開始。しかし、成人前に母が病に倒れ、弟は児童養護施設に預けられた。「当時、子どもだけの力では家族を支えきれなかった」と振り返り、「支援が必要な子どもたちの現状を少しでも知ってもらえたら走る意味がある」とコメント。今回のマラソンでは、支援を必要とする子どもたちの未来のために尽力する。
ランナー抜擢の3つの理由
横山がランナーに選ばれた背景には、以下の理由が挙げられる。1つ目は、「ヒルナンデス!」での長年の貢献と日本テレビとの良好な関係。14年間のレギュラー出演に加え、2024年に櫻井翔がMCを務めた特番「人生で1番長い日」で語った生い立ちが反響を呼び、オファーにつながった。2つ目は、STARTO ENTERTAINMENT所属タレントのSNSでの訴求力。旧ジャニーズ事務所の問題を経て被害者補償がほぼ完了し、ファンの応援が批判を上回る状況が整った。3つ目は、スケジュールの都合。今夏は連続ドラマの出演がなく、準備に専念できる環境だった。
横山の意気込みとトレーニング状況
囲み取材で横山は、「オファーを受けた時、『俺!?』と思ったが、できることがある喜びと感謝で『やります』と即答した」と語った。現在、週3~4回ジムで8~10kmを走り、スタッフから「過去のランナーの中で一番速い」と評価されるほど順調にトレーニングを重ねている。「負けず嫌いなので、スタッフが先導すると追いかける」と笑い、不安よりも楽しみが勝っていると明かした。特に、2014年にメインパーソナリティーとして出演した際、TOKIOの城島茂が101kmを完走した姿に感動し、「城島さんの距離を超えたい」と目標を掲げた。
「マラソン子ども支援募金」の開設
横山の思いを受け、「24時間テレビ」は「マラソン子ども支援募金」を新設。寄付金は全額、支援を必要とする子どもたちのために使用される。募金の受付開始時期や詳細は公式ホームページで後日発表される。番組放送中にはQRコードを通じた募金参加も可能だ。
放送概要と応援の展望
「24時間テレビ48」は、8月30日18:30から31日20:54まで両国国技館で放送。テーマは「あなたのことを教えて」で、総合司会は上田晋也、羽鳥慎一、水卜麻美。チャリティーパートナーにはKing & Prince、志尊淳、長嶋一茂、浜辺美波、氷川きよし、やす子が名を連ねる。
横山はマラソン完走後、9月2日に福岡でソロライブを控えており、「どんな状態でステージに立てるか楽しみ」と前向きに語った。「ヒルナンデス!」の南原清隆も応援企画を約束し、ファンの期待が高まる。