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妻夫木聡主演、TBS日曜劇場「ザ・ロイヤルファミリー」10月放送開始

俳優の妻夫木聡(44)が、2025年10月より放送開始のTBS系日曜劇場「ザ・ロイヤルファミリー」(毎週日曜21:00)に主演する。早見和真の小説を原作とし、競馬に関わる人々の20年にわたる物語を描く。妻夫木は、挫折を味わった元税理士が馬主との出会いをきっかけに人生を変えていく主人公・栗須栄治を演じる。演出は「海に眠るダイヤモンド」の塚原あゆ子が担当し、日本中央競馬会(JRA)の全面協力のもと、北海道の雄大な風景や迫力のレースシーンが撮影される。

物語の概要

「ザ・ロイヤルファミリー」は、山本周五郎賞とJRA賞馬事文化賞を受賞した原作に基づく。主人公の栗須栄治は、税理士事務所を営む父を尊敬し、大手税理士法人に就職するが、ある挫折をきっかけに希望を失う。そんな中、馬主の山王耕造との出会いが彼の人生を大きく動かす。競走馬に夢や希望を託し、家族や仲間との絆を力に困難に立ち向かう姿が描かれる。JRAの協力により、馬主、調教師、騎手らが参加し、厩舎やレースの臨場感が再現される。

キャストとスタッフのコメント

妻夫木は「馬と人間の継承の物語で、愛や希望が詰まった作品。原作者の早見さんから『栗須を演じてほしい』と言われたことが幸せ」と語り、「皆さんの情熱を呼び起こすと確信している」と意気込みを述べた。演出の塚原あゆ子は「原作の壮大な世界観を表現するのは挑戦だが、素晴らしいキャストと共に熱狂を届ける」とコメント。原作者の早見和真は「日曜劇場で映像化されるのは夢だった。私も原作班として関わり続ける」と意欲を示した。プロデューサーの加藤章一は「夢を語るのが難しい時代に、絆と繋がりで立ち向かう物語を届けたい」と語る。脚本は「95」の喜安浩平が執筆し、演出には松田礼人と府川亮介も参加。

妻夫木の競馬との縁

妻夫木は現在、NHK連続テレビ小説「あんぱん」に出演中。競馬関連では2002年にJRAのCMに出演した経験を持つ。日曜劇場では「Get Ready!」(2023年)以来4度目の主演となり、日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を2度受賞したキャリアを活かし、深い演技で物語を牽引する。早見との個人的な親交も本作への出演の背景にあり、妻夫木は「必要とされることが役者の幸せ」と喜びを語った。

放送詳細

  • 番組名:ザ・ロイヤルファミリー
  • 放送開始:2025年10月(毎週日曜21:00~21:54)
  • 放送局:TBS系
  • 出演:妻夫木聡ほか
  • 原作:早見和真「ザ・ロイヤルファミリー」
  • 脚本:喜安浩平
  • 演出:塚原あゆ子、松田礼人、府川亮介
  • プロデューサー:加藤章一

(C) TBSスパークル/TBS