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「走る意味があると背中を押された」 — 横山裕、24時間テレビで子供支援マラソンに挑む

日本テレビ系で8月30日から31日に放送される「24時間テレビ48 -愛は地球を救う-」では、SUPER EIGHTの横山裕(44)がチャリティーランナーを務める。本番組は「あなたのことを教えて」をテーマに、差別、貧困、格差の根底にある他人への無関心を解消し、人々の生きづらさを知ることを目指す。横山は、支援を必要とする子供たちの現状を伝えるため、101km以上のマラソンに挑戦する。

子供支援への決意

横山はシングルマザーの家庭で育ち、幼い2人の弟を支えた経験を持つ。児童養護施設の実情を知るため施設を訪れ、貧困家庭の多さに衝撃を受けたという。昨年のランナー・やす子による「マラソン児童養護施設募金」で購入されたテレビを子供たちが楽しむ姿を見て、「走る意味がある」と背中を押されたと語る。本年は横山の希望で新設された「マラソン子ども支援募金」により、寄付金が全額子供たちの支援に活用される。

練習の厳しさと自信

マラソン経験はハーフマラソン(21.0975km)が最長だった横山だが、合宿では過去最長の44kmを走破。坂道の多いコースで「心が折れる音が聞こえた」と振り返るが、トレーナーから「このコースを乗り越えれば本番は大丈夫」との言葉を受けた。40歳以降、週5回ジムで8~10km走る習慣があり、「外で走るのは気持ちいい」と語る。猛暑対策については「サウナが好きで100℃超の環境にも慣れているので、暑さは平気」と自信を見せる。

家族と仲間の支え

実弟にランナー就任を報告した際、「兄ちゃんすごいな」との言葉に励まされたと笑顔で語る。SUPER EIGHTメンバーにはLINEで報告し、「がんばってね」「体調に気を付けて」との返信に温かさを感じたと明かす。2014年に101kmを完走したTOKIOの城島茂からは「がんばってよ」との激励を受け、横山は「リーダーの記録は絶対超える」と宣言。トレーナーからも「城島さんを超えられる」と太鼓判を押された。

走行中の心の支えは

本番で苦しい時に思い浮かぶのは「亡母や家族」と語る横山。劇団ひとりからは「つらくなったら俺を思い出して」との言葉を受け、笑いを誘った。走行中に頭をよぎる曲として、SUPER BEAVERの「人として」と自身のソロ曲「ど真ん中」を挙げ、自身を鼓舞する要素としている。

体重変化と社会へのメッセージ

練習を重ねるも「痩せても太ってもいない」と語り、日焼けは「ザ!鉄腕!DASH!!」の影響だと笑う。横山は「貧困で困る子供たちの現状を多くの人に知ってほしい」と訴え、ランナー就任後、街中で声をかけられる機会が増えたことで、影響力を実感している。

放送情報

「24時間テレビ48 -愛は地球を救う-」は、2025年8月30日(土)から31日(日)に日本テレビ系で放送。横山の走りは、子供たちへの支援と共に、視聴者に強いメッセージを届けるだろう。


(C) 日本テレビ