人気ユニット「KinKi Kids」の堂本剛(46)が、9月28日放送の日本テレビ系「おしゃれクリップ」に出演し、アイドルとしての苦悩を明かした。堂本は1997年にKinKi Kidsとしてデビュー後、2002年からソロ活動を開始し、作詞作曲を手掛けてきた。しかし、グループのアイドルイメージと自身の音楽スタイルのギャップに悩まされたという。
堂本は、視聴者や関係者から「アイドルがこんな曲を書く?」といった声が寄せられたことを振り返り、「すごく落ち込んだ。アイドルの文化が世の中で切り離されているように感じた。『どうせアイドル』という言葉もついてきた」と語った。こうした批判に対し、「気持ちのコントロールはできなかった。いろんな気持ちを音楽に反映させていた」と述べ、音楽を通じて葛藤を表現してきたことを明かした。特に落ち込んだ際は、自宅でピアノを弾くことで心を癒していたという。
後輩との交流、鍋パーティーエピソード
番組では、堂本の私生活についても触れられた。後輩や親しい人物がVTRで登場し、堂本の素顔を語った。SixTONESのジェシーとは最近特に親交が深く、収録前日にも一緒に過ごしていたことを明かした。堂本はジェシーとカラオケに行く際の遊び方や、自宅での鍋パーティーを楽しんだエピソードを紹介。「準備が整っていれば」と笑いながら語った。
一方、元KAT-TUNの亀梨和也は、堂本と嵐の松本潤が突然自宅を訪れたエピソードを披露。亀梨が「なぜ自宅に入れてくれないのか」と質問すると、堂本は「亀梨の家に急に行ったこともあるが、『家に行きたい』と言われてもちょっと無理」と笑顔で拒否したエピソードを語った。
音楽と向き合う姿勢
堂本は、アイドルとしての期待と自身の創作活動の間で葛藤しながらも、音楽を通じて自己表現を続けてきた。「音楽を作る時に、(批判や葛藤の)気持ちを一緒に乗せる」と述べ、自身の内面を作品に反映させることで乗り越えてきたことを強調した。
この放送では、堂本のアイドルとしての苦悩と、それを乗り越えるための音楽への情熱、そして後輩との温かい交流が垣間見えた。ファンからは、堂本の率直な語り口に共感の声が寄せられている。