9月27日、SixTONESの松村北斗(30)、子役の上田悠斗(11)、白山乃愛(13)が、10月10日公開の劇場用実写映画『秒速5センチメートル』のプロモーションで大阪を訪れた。3人は梅田のランドマークである直径75メートルの赤い観覧車に乗り、地上約106メートルからの大阪の絶景を眺めながら約15分間の空の旅を楽しんだ。この日はスタッフが同乗せず、3人だけの密室空間での対話が実現。松村が「揺れるねえ!」と声を弾ませ、白山が「すごーい!」と歓声を上げ、上田が「怖い(笑)」と不安を口にするなど、それぞれの個性が光る場面が展開された。
大阪との縁と名所トーク
松村が「二人は大阪になじみがあるの?」と尋ねると、白山は「時々来ていますが、上から見るのは初めてで街並みが分からない」と語り、上田は「おじいちゃんの家が大阪にあり、よく遊びに来た」と地元との繋がりを明かした。松村も「舞台で何週間もこの辺に泊まったことがある」と振り返り、3人で大阪にまつわる思い出を共有。ゴンドラが上昇する中、上田が「駅だ!」と外の景色に反応し、白山が「大阪城に行ったことがある!」、上田が「通天閣とあべのハルカス」と名所を挙げ、松村の「頂上から見えるかな?」との声に3人で大はしゃぎした。
グルメトークでは、松村が「大阪のたこ焼きは東京と全然違う」と言うと、白山が「とろとろしている」と同意。上田が「通天閣近くでかすうどんを食べた」と話すと、松村は「かすうどん、めっちゃ好き!さっきも食べた」と盛り上がった。頂上では、松村の提案で3人が手のひらで「5」を作り、映画タイトルにちなんだ記念写真を自撮り。大阪の絶景を背景に、笑顔あふれる一枚が完成した。
映画『秒速5センチメートル』の魅力
新海誠のアニメーション映画を原作とする本作は、遠野貴樹(松村北斗・青木柚・上田悠斗)と篠原明里(高畑充希・白山乃愛)の18年間にわたる切ないラブストーリー。東京の小学校で心を通わせた二人が、異なる人生を歩みながら「2009年3月26日、またここで会おう」と約束した桜の木の下での再会を目指す物語だ。監督は奥山由之が務め、異なる俳優が同一キャラクターを演じる独自の手法が話題を呼んでいる。
観覧車内では、松村が「学校で『秒速5センチメートル』を見たと言われる?」と尋ね、白山が「あります!」、上田が「毎日のように言われる!」と答えるなど、映画への期待感が伺えた。白山は撮影と学業の両立について「ちゃんと切り替えられた」と語る一方、役名と本名で呼ばれる混乱を告白。上田は初の俳優業に「不意に本名で呼ばれて戸惑った」と初々しく語り、松村は「初めてなのに上手な演技。相性がぴったりだった」と2人を称賛した。
試写会でのサプライズ登壇
観覧車体験後、3人はTOHOシネマズ なんばでの特別試写会にサプライズ登壇し、観客を沸かせた。松村は「この作品は素敵で切実な物語。異なる俳優が演じるキャラクターのつなぎ方が奥山監督によって効果的に表現されている。原作を知る人も知らない人も、まっさらな気持ちで楽しんでほしい」とアピール。SNSでは「松村北斗の自撮りポーズ最高」「子役2人の自然体が可愛い」との声が広がり、公開への期待が高まっている。
若手俳優の成長と感想
松村は降車後のインタビューで、「上田は最初は恥ずかしがり屋だったが、身長も伸び、考えをしっかり言葉にする大人になった姿に驚いた。観覧車で怖がる姿が可愛かった」と笑顔。白山のしっかりした受け答えには「もっと難しい質問を考えないと」と感心した。上田は「初めての高い観覧車で緊張したが、あっという間で楽しかった」と振り返り、白山は「初の観覧車がこの3人で良かった」と喜んだ。松村は2人の相性の良さを「貴樹と明里そのもの」と称賛し、温かな雰囲気が伝わった。
映画『秒速5センチメートル』公式サイト
https://5cm-movie.jp/