YGエンターテイメントは、BLACKPINKの12月中旬カムバック予定を報じたメディア報道に対し、曖昧なコメントで対応した。あるメディアがグループの新曲リリースを中旬頃と伝えたのに対し、事務所代表は「何も確定していない」と述べた。この反応は、ファンの期待をさらに高める一方で、具体的な情報を欠いたものとなっている。

スケジュール変更の背景

関係者によると、BLACKPINKは当初、10月下旬から11月上旬にかけてのリリースを計画していた。しかし、何らかの理由でスケジュールが遅れ、12月への延期が避けられなくなったという。こうした変更は、グループのワールドツアー「BLACKPINK 2025 WORLD TOUR」やメンバー個人のソロ活動との兼ね合いが影響している可能性が高い。

最近の活動と2025年の展開

BLACKPINKは今年7月にデジタルシングル「Jump」をリリースしたのが最新のグループ活動である。それ以降、メンバーたちはソロプロジェクトに注力しており、ジスやジェニー、リサのソロアルバム準備、ロゼのデビューアルバム『rosie』(昨年12月リリース)などが並行して進んでいる。YGエンターテイメントは2025年に入り、BLACKPINKのフルグループカムバックとワールドツアーを公式に発表。2月6日にはツアーティーザーを公開し、専用プロジェクトチームを組成して準備を加速させている。6月には新ミュージックビデオの撮影を開始し、国際的な監督を起用してグループのアイデンティティを反映した作品を制作中だ。5月には創業者ヤン・ヒョンスクがカムバックを明言したが、具体的なリリース日は未定のままである。

ファンの期待と今後の注目点は

BLACKPINKは2023年のCoachella出演以来、グループとしての新曲を待ち望む声が強い。アジア、北米、ヨーロッパを回るワールドツアーは7月からスタートし、10月と12月には日本、台湾、タイなどアジア公演が予定されている。事務所の曖昧な対応は過去のプロモーション不足批判を想起させるが、専用チームの設置により本格的な活動再開が期待される。公式発表を待つファンの間で、SNSでは関連ハッシュタグが活発に使われている。