Netflixシリーズ『九条の大罪』が2026年春に世界配信される。原作は『闇金ウシジマくん』で知られる真鍋昌平の同名漫画で、土井裕泰監督が実写化したクライムエンタテインメントだ。法とモラルの境界を問う刺激的な物語で、悪徳弁護士と呼ばれる九条間人(くじょうたいざ)を柳楽優弥(35)が演じ、東大卒の正義感溢れる新米弁護士・烏丸真司をSixTONESの松村北斗(30)が演じる。共演には池田エライザ(ソーシャルワーカー・薬師前仁美)、町田啓太(裏社会の仲介者・壬生憲剛)、音尾琢真(刑事・嵐山)、ムロツヨシ(伏見組若頭・京極清志)が名を連ねる。物語は、九条が「思想信条がないのが弁護士」との信念で犯罪者を擁護する姿を通じて、現代社会の闇に切り込む。
主演・柳楽優弥のコメント
柳楽は原作について「フィクションながらリアリティと生々しさがある。『知らぬが仏』と『無知は罪』の間を行き来する感覚」と語り、九条の行動原理や信念に注目してほしいと述べた。「松村北斗くん演じる烏丸先生と行動を共にするようになって、見えてくる九条の変化や成長にも注目してもらえたら嬉しい」とアピール。土井監督やスタッフ、共演者との新たな挑戦に「高揚感を覚え、ワクワクしながら取り組んだ」と意気込みを明かした。Xでは「#九条の大罪」「#柳楽優弥」のハッシュタグが活発で、ファンは「柳楽さんのダークな役が楽しみ」と期待を寄せている。
松村北斗の役作りと感想
松村が演じる烏丸は、九条のもとで突然働くことになった若手弁護士。「九条先生は危険なカッコよさと強い愛情、漂う寂しさを持った愛おしい人物。烏丸は九条を見つめ続ける役だと感じた」と振り返り、役を通じて感じた人間ドラマの奥深さを強調。「魅力的なキャラクターたちの物語に翻弄されながら楽しんでほしい」と呼びかけた。
製作陣の意気込み
土井裕泰監督は「柳楽さんと松村さんのバディ、Netflixの世界配信という組み合わせに胸が高鳴った」と述べ、原作の空気感を再現しつつ俳優の生々しい情感を重視したと語った。「誰もが白黒つかない複雑な内面を抱えている。九条の『大罪』と『正義』を一緒に探してほしい」と観客に訴えた。那須田淳プロデューサーは「原作のリアルな社会の闇を、俳優陣が見事に演じきった。裏切りとサスペンス、感動が詰まった作品」と自信を示した。Netflixの高橋信一エグゼクティブプロデューサーは、連載初回の衝撃を振り返り、「想像を超える感動があった」と完成度を称賛。原作者の真鍋昌平氏は「1話目の仕上がりに泣いた。混沌とした時代にどう生きるかを問う作品」と期待を寄せた。
配信と期待
『九条の大罪』は2026年春、Netflixで全世界配信予定。原作の刺激的なテーマと豪華キャストが話題を呼び、Xでは「#九条の大罪」が一時トレンド入り。「現代社会のリアルな闇をどう描くか」「柳楽さんと松村さんの化学反応が楽しみ」との投稿が相次ぐ。法とモラルの葛藤を描く本作は、視聴者に深い問いとエンターテインメントを提供するだろう。