TBS系日曜劇場で2023年4月期に放送され、高視聴率を記録した福山雅治主演の連続ドラマ『ラストマン -全盲の捜査官-』の劇場版『映画ラストマン -FIRST LOVE-』が、12月24日より全国ロードショーされる。監督は平野俊一氏、脚本は黒岩勉氏、企画プロデュースは東仲恵吾氏。配給は松竹で、映画「ラストマン」製作委員会が制作。物語はドラマから2年後を舞台に、全盲のFBI特別捜査官・皆実広見(福山雅治)と孤高の刑事・護道心太朗(大泉洋)のコンビが、北海道を舞台に新たな難事件に挑む。皆実の初恋の人・ナギサ(宮沢りえ)と娘のニナ(月島琉衣)の保護をめぐり、FBI、CIA、北海道警の合同チームが動く中、内通者の影が忍び寄るサスペンス・エンターテインメントだ。

本予告の内容

10月27日、公式YouTubeチャンネルで本予告映像が公開された。皆実と心太朗が背中合わせで立つシーンから始まり、北海道の雪景色を背景にナギサの依頼「ラストマンの保護を求めます」が描かれる。皆実のライバルFBI捜査官・クライド・ユン(ロウン)とそのアテンド役・護道泉(永瀬廉)の対立が激化し、皆実の「この中に、内通者がいます」という言葉でチーム内の不信感が爆発。謎の組織からの銃撃戦や追跡シーンが続き、壮絶なアクションが展開する。予告の最後には、心太朗の「俺たちは、絶対に負けねえ!」というセリフが響き、緊張感を高める。Netflix作品『ONE PIECE』のアクションチームが参加した本格的なアクションが特徴だ。

キャストとポスター

本ポスタービジュアルも同時公開され、皆実と心太朗を中心に、ナギサ、泉、吾妻ゆうき(今田美桜)、クライド・ユン、ニナ、グレン・アラキ(寛一郎)、デボラジーン・ホンゴウ(木村多江)、佐久良円花(吉田羊)、護道京吾(上川隆也)が勢ぞろい。背中合わせのバディを中心に、事件のキーマンたちが配置され、緊迫した雰囲気を醸し出す。キャストはドラマからの続投組が中心で、永瀬廉(King & Prince)、今田美桜、松尾諭、今井朋彦、奥智哉、木村多江、吉田羊、上川隆也に加え、新顔の宮沢りえ、ロウン(韓国俳優)、月島琉衣、寛一郎、谷田歩、黒田大輔らが参加。ティザーポスターのデザインを基に拡張された本ポスターは、12月24日の公開を予感させる。

製作背景

撮影は2024年12月から2025年3月にかけて行われ、北海道の札幌、函館、ニセコなどで極寒ロケを実施。アクションシーンはNetflix『ONE PIECE』のチームが手がけ、皆実の超絶アクションが健在だ。福山は「皆実の過去が明かされる。北海道のスケール感が事件の大きさを引き立てる」とコメント。大泉は「心太朗の正義感がさらに爆発。福山さんとの掛け合いが最高」と語った。永瀬は「泉の成長を描き、ドラマからの変化を楽しんでほしい」とアピール。宮沢りえは「ナギサの複雑な心情を丁寧に表現した」と意欲を示した。ムビチケ前売券は10月31日から本ポスタービジュアルを使用したものが発売される。

反響と期待

予告公開直後、Xでは「#映画ラストマン」「#ラストマンバディ」のハッシュタグが一時話題となった。ドラマ平均視聴率15%超の人気作だけに、劇場版への期待が高まる。世界を揺るがす陰謀と内通者の謎が絡むストーリーは、ドラマファン以外にも訴求。北の大地での壮絶バトルとバディの絆が、年末のエンタメとして注目を集めるだろう。