オンラインゲーム「Honor of Kings」は10月30日、P-POPグループのSB19を2025年国際選手権(KIC 2025)の公式音楽アーティストに起用したと発表した。大会は11月14日からフィリピンのマニラで開催され、SB19の新曲がシンクロニックトレイラーに使用される。
KIC 2025の概要と賞金
KIC 2025は、Honor of Kingsの2025年シーズンの世界選手権として位置づけられる。世界各国から選抜された16チームがマニラに集結し、総額100万ドルの賞金プール、限定インゲームスキン、そして2025年世界王者の称号を懸けて競う。上位3チームは、Honor of Kings Challenger’s Cupへの出場権も獲得する。
大会スケジュールは以下の通りだ。グループステージは11月14日から18日までマカティのShooting Gallery Studiosで実施され、ノックアウトステージは11月20日から23日まで続く。準決勝と決勝は11月28日から30日までパラニャーケのAyala Malls Manila Bayで開催される。入場は無料で、ファンも観戦可能である。
SB19の起用と新曲
SB19は「P-POPの王様」と称される5人組グループで、パブロ、ジョシュ、ステル、ケン、ジャスティンのメンバーで構成される。2018年のデビュー以来、「Go Up」「Gento」「Mapa」「Dungka!」「Dam」などのヒット曲で世界的な人気を博し、最近では7周年記念イベント「Fast Zone」や初のFilipino Music Awardsでアーティスト・オブ・ザ・イヤーを受賞した。現在は「Simula at Wakas」ワールドツアー中である。
グループは大会の公式シンクロニック「Rise for Honor」に声を貸し、フルバージョンの楽曲を近日リリースする予定だ。決勝戦ではSB19がアンセムを披露し、eスポーツとP-POPの融合を象徴するイベントとなる。
参加チームと注目ポイント
参加チームは多国籍で、東南アジアを中心に欧州や東アジアからも集まる。マレーシアからはHomeBois BSEとNova Esportsが出場し、両チームは2025年の国際大会で優勝経験を持つ。インドネシア勢はBigetron by VitalityやKagendra、Vesakha Esports、フィリピンからはBlacklist Internationalがエントリー。韓国からはNongshim Red Esports、欧州からはOGとTwisted Mindsが出場する。最後の1枠はフィリピンのWETRND EsportsとインドネシアのRRQのPhoenix Reborn Qualifiers勝者によって決定される。
フィリピン勢のBlacklist Internationalは、最近のNations Clash 2025でマレーシアのHomeBois BSEに敗れただけに、地元開催でのリベンジが期待される。
Honor of Kingsの人気
Honor of KingsはTiMi Studio Groupが開発したマルチプレイヤーオンラインバトルアリーナ(MOBA)ゲームで、世界登録ユーザー数は2億人を超え、1日あたり1億人以上のアクティブプレイヤーを誇る。2025年はHonor of Kings World Cup(7月、サウジアラビア開催)に続き、KICが年間最大の国際イベントとなる。



