韓国のガールズグループNewJeansが、所属事務所ADORとの専属契約解除を通知して以来初となる国内ステージを12月7日、仁川のInspireアリーナで行った。しかし、このYOASOBIコンサートで、メンバーたちはグループ名「NewJeans」を一切使用せず、それぞれの個人名で自己紹介を行った。
ステージ上からグループ名やロゴが消える
ステージでは通常見られるグループ名やロゴの表示がなく、YOASOBIが一度だけ「NewJeans」という名前を紹介したものの、それ以外では名前が触れられることはなかった。この異例の対応に観客の一部は注目し、SNS上で大きな話題となった。
ファンとネット上で議論が白熱
この事態はネット上で急速に拡散し、ファンダム内で議論が白熱。一部のネットユーザーは韓国芸能プロデューサー協会(KEPA)が最近発表した声明を引用し、「奇妙で悲喜劇的な光景」と皮肉交じりに表現。また、メンバーを「別名(A.K.A)NewJeans」と呼ぶべきではないかとの声も上がった。
契約問題を巡る業界からの批判
NewJeansとADOR間の契約問題はエスカレートしており、韓国エンターテインメント業界からも批判が相次いでいる。12月6日にはKEPAが韓国マネジメント連盟(KMF)に続き、「無責任な要求を撤回し、正常な活動に戻るべきだ」とグループに強く求める声明を発表した。
今後の行方は
ファンの間では、NewJeansとしての活動継続を望む声と、事務所との関係改善を求める意見が交錯している。また今回のグループ名を避ける異例の対応が契約問題の行方にどう影響するのか、今後の展開に注目したい。